今年の干支ウサギの豆知識とあまり知られていない特徴の紹介

皆様、明けましておめでとうございます
西口店の中北です
今年もどうぞよろしくお願い致します

今年の干支はウサギ(←注:これは犬です)

ということで、いつも主に人体について書いている「骨格屋ブログ」ですが、今回はウサギについての豆知識をいくつか書いてみようと思います

私たちになじみの深いウサギにも、実はあまり知られていない特徴がいろいろあるんです

それでは、その驚くべき生態の一部を見ていきましょう

1.目を開けて寝る

自然界で、ウサギは食物連鎖の底辺に位置する哺乳類です

なので、いつ天敵から襲われるかわかりません

そのため、寝ている時にも目を開けていて、いつでも逃げることができるようにしています

2.「元気なフリ」をする

ウサギは体調が悪くても元気なフリをします

そのため、外見からはなかなか体調の良し悪しがわかりません

これは1の理由と同じで、捕食者に自分の不調を隠すことで、狙われる確率を低くしているのです

3.「ショック死」をする

ウサギは臆病な動物で、多大なストレスにさらされると突然死することがあります

これは、ストレスによって体内の副腎皮質ホルモンの分泌が過剰になり、その結果心拍数や呼吸数の増加、血圧や血糖値の上昇が急激に起こることが原因です

このストレスとは、脅かされたりするのはもちろんのこと、知らない人に触られたり、引越しなどでの移動、雷や騒音など様々です

自然界で、とうとう捕食されるという時に、自分自身でこの機能を作動させて苦痛を感じないようにしているとも言われています

このような悲しい出来事が起こらないように、ウサギと接する時には、驚かせないよう、優しく接しましょう

4.軽量化されたBody

ウサギの体は捕食者から逃げるために、徹底的に軽量化されています

そのために骨は薄く、体重の7~8%しかありません(猫は12~13%)

代わりに筋力は強く、特に後ろ足の筋肉が発達していて、最高時速は80km/時にも達します

しかし、この骨の弱さと筋肉の強さのギャップのため、緊急時に筋力を最大に発揮した場合に、腰骨や四肢の骨を骨折させることがあります

5.汗をかかない

ウサギは汗腺が未発達なので、汗をほとんどかきません

汗の重要な役目として、体内の熱の発散がありますが、ウサギはこれを大きな耳で行っています

耳にある多くの血管を通して、体内の熱を外に逃がしています

6.嘔吐をしない

ウサギは胃の構造上、嘔吐ができません

胃の入口と出口が近いことと、噴門括約筋という胃の入口を締める筋肉が非常に強いことが、食物の逆流をできなくしています

胃の出入口が近いという理由は、残りが少なくなった歯磨き粉をイメージするとわかりやすいと思います

歯磨き粉のチューブが長いと、くるくると巻くことで歯磨き粉を出すことができますが、チューブが短いと巻くことができないので、歯磨き粉を出すことができませんよね

7.鳴かない

ウサギには声帯が無いので、基本的には鳴きません

しかし、鼻や食道を使って鳴くウサギも多いようです

不安や興奮しているとき、飼育下では機嫌の良いときに鳴くそうです

8.便が2種類ある。しかも1種類は食べてしまう

ウサギの隠れた特徴で、通常の便(硬便)盲腸便(軟便)の2種類を排泄します

一般的に目にする黒くてコロコロしたのは硬便です

それとは別に柔らかい軟便があるのですが、こちらはほとんど見る事がありません

どうしてでしょうか?

それでは少し長くなりますが解説です

草食動物であるウサギは、植物線維(セルロース)から栄養素を獲得しなければなりません

しかしこの植物線維は非常に頑丈で、人間や肉食獣は消化することすらできません

そこでウサギは、非常に大きな盲腸を持ち、その中にたくさんの微生物を住まわせています

そしてその微生物が、植物線維を発酵分解して、ビタミンなどの栄養素に作り変えています

が、せっかく分解した栄養素も、盲腸を出た後は便となって体外に排泄されてしまいます

では、どうするのか?

なんとウサギは、その便をもう一度食べて、盲腸の前にある小腸でこれら栄養素を吸収するのです

この軟便は夜中に排泄されることが多く、またお尻から出ると同時に食べてしまうので、ほとんど目にすることがないのです

ちなみに、生まれたての子ウサギはまだ盲腸の中に微生物がいないので、母ウサギの軟便を食べることで微生物を取り込みます

以上のようにウサギの体には、生活環境に適応するために数多くの機能が備わっているんです

しかし、このようなことは何も特別なことではなく、人間の身体も生活環境に適応するために、いろいろな対策がなされています

例えば、人間は二足歩行をすることで、背骨の前後の弯曲を手に入れました

さらに、このような人間が共通して持っている適応以外に、個人レベルでの適応も身体はしています

筋肉が発達したり、ホルモン分泌量が変化したり、血圧が上下したり・・・

カイロプラクティックは、背骨にアプローチすることで、この人体の適応力が100%発揮できるようにします

生まれたときから持っている身体の適応力が、それぞれの方の身体を自身の生活スタイルに適応させ、健康を回復・維持していくのです

もしかしたらそのうち、カイロプラクティックを受けている人の中から、新しい環境に適応した新人類(古!)が出てくるかも

それでは、今年も良い年になるよう、はりきって行きましょうね

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