震災への備え~自分で行う地震の対策と救助活動の準備~

みなさん、こんにちは。
西口店中北です。

3月11日の震災から1週間以上経過し、被災地は応急復旧期または復旧期という段階に入ってきています。

徐々に被災地も混乱から脱し始め、救援物資の受け入れ態勢も整ってくる時期です。

多くのメディアでは援助物資やボランティアのことが取り上げられていますが、今回のように、広い地域が震災を受けた場合や、他の地域(新潟、静岡など)での地震が併発している場合は、被災地への救援と同時に、自分たちの震災予防対策も行わなければならないと思います。

これはボランティアや救命の基本なのですが、まずは自分自身の安全を確保することが先決だからです。

自分が安全でないと、支援することもできません。

ですので今回は、自分で行う地震対策のポイントをいくつか紹介します。

1.家具の転倒対策

阪神・淡路大震災では、家具が室内を飛び交い、これが最大の凶器となりました。
犠牲者の10%が家具類の下敷きであったと言われています。

そこで、その対策としていくつかの方法を挙げます。

・床や壁にL字型の金具で固定する
・部屋の中央に置くロッカーなどは、背中合わせにもう1つの家具と連結させて安定させる
・家具は隣同士や上下段を連結し、3段重ねなどは不安定なので使用しない
・収納のポイントとして、軽いものは上の棚へ、テレビ・ガラス器具・薬品・重量物などは下の棚または床に置く
・リビングルームには背の高い家具を置かない
・普段使用しない家具は施錠しておく

このように、なるべく家具を固定し、落下や飛散により怪我をするものはなるべく低い位置に置くことがポイントとなります。

2.窓ガラスの安全対策

「落下ガラスは出刃包丁」と言われ、高所から落ちてくるガラス片は時速百キロを越えて大きな被害を出します。また、室内では散乱したガラス片が凶器となります。

このガラスの破壊や飛散対策として

・ガラスを「合わせガラス」または「強化ガラス」に変える
・古いパテ付きの窓枠は弾性シーラント(シリコンシーラント)に取りかえる
・内側に飛散防止用フィルムを貼る
・窓枠を取替えガラスに接触しないようにクリアランスを設ける

また被災時の対策として

・地震の際にカーテンやブラインドを閉める
・地震後はスリッパや靴を履いて室内歩行する
・ビルの下では、ビルの高さの2分の1以上離れて歩く

などが重要です。怪我は感染のリスクもあるので、細心の注意を払ってください。

3.救助活動のための準備

災害時は、消防や警察などはフル稼働となるため、このような公的機関の救助を待つとどうしても時間がかかってしまいます。さらに、現場での救助活動は3時間が勝負とも言われています。

このような状況下で、最も早く救助活動にあたることができるのが近隣者です。

ですので、次のような器材を用意しておくことで、家族や近隣の方々を救助できる可能性が高まります。

ハンマー、のこぎり、スコップ、鍬、はしご、ロープ、ウインチ、ジャッキ、エンジンカッター、担架、毛布、医薬品など

この中でも特に利便性が高いものが、のこぎり・ロープ・ジャッキです

災害時は、多くの家が倒壊していますが、これらの多くは木造の家なので、のこぎりがあることでそれらを切断することができるようになります。

ロープは様々な用途に使用できますし、ジャッキは車に常備されているので入手が容易な上、倒壊した家屋などの残骸を持ち上げ、救助の手助けとなります。

突然起こる災害には、予防や事前の対策をすることが重要です。

特に「地震大国」と言われる日本においては、どの地区でも対策が必須となります。

今後、被災時の被害を最小限にするためにも、ご家庭での対策をお願いします。

また、このような災害時の対応を学ぶことができる「災害救援ボランティア推進委員会」という団体があります。

私もこの団体に加盟していて、セーフティリーダーに認定されています。

こちらの基礎講座を受講することで、災害時の基本的な知識や技能を学習できると共に、上級救命技能も取得できます。

上級救命技能は、心肺蘇生やAEDの使用方法、傷病者の搬送方法や止血帯の巻き方などを学習します。こちらは地区の消防署などでも受講できます。

いざという時のために、このような講座を受講されることをお勧めします。

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