健康の本質と個人的な健康観 痛みがあると不健康なのか?

みなさん、こんにちは
西口店の中北です

前回の私のブログで予告したとおり、今回は私の健康観について書かせていただきます

前回、
「ケージの中で、時に上に、時に下に、移動しているトメコは健康でしょうか?それとも不健康でしょうか?」
という問いを出してみました
*トメコがわからない方はこちら⇒トメコとは

変温動物のトメコは、体温を上げたければ上に行き、下げたければケージの端や下に行くというように、自分の状態に合わせて居る場所を変えます

代謝を上げたい時には温度の高いところに行き、クールダウンしたい時には温度の低いところに行きます

これを人間に例えると、冬に温泉、夏に水風呂、という感じです

実はここに、私が考える健康の本質があります

私は、代謝が上がると健康、下がると不健康というような、一つの現象のみを評価して、健康か不健康かを判断するものではないと考えています

同じように、痛みがないから健康、痛みがあるから不健康、とも考えていません

私は、「代謝を上げたいときに上げるための活動をし、痛みがあればその痛みから学ぶことで、再発を予防する、というような全体的な営み」を健康と考えています

一般的には、健康とは「痛みがない状態」と考えている人が多いと思います

しかし、人生の中で一度も痛みを感じない人はいません

そうj考えると、痛みがある・ないで健康を定義できないことがわかります

例をあげてみます

タンスの角に足の小指をぶつけてしまうととても痛いですが、その瞬間に「不健康」または「病気」になるわけではありません

同じように、しばらくして痛みがひいてきたときに、「健康」になるわけでもありません

子供を見てみると、さらにわかりやすいかもしれません

子供は歩き始めたころには、何度も転んで痛い思いをしますし、小学生の頃には走り廻っていくらでも怪我をします

でも、それを見て「不健康な子供だなぁ」とは思いません

仮にそう考えるのであれば、親が子供を叱るときに叩いてしまうと、子供を不健康にすることになってしまいます

このように考えてみると、痛みがある=不健康・病気というわけではないことがわかります

そこで、私が考える健康を上の例を使って説明します

私の考える健康観では、「タンスに小指をぶつけて痛みが出た」という現状認識を正確にし、それに対し何をすべきかを自分の価値観に基づいて行動できることが健康となります

「タンスに小指をぶつけた」というのを、「机にぶつけた」や「親指をぶつけた」などと間違えて認識してしまう場合は「不健康」と考えます

現状というのは、実際の事実でしかないので、これについては正誤がはっきりと判断できます

では、次の行動についてはどうでしょうか

ここで難しいのは、この事象に対する行動は人それぞれというところです

例えば、この痛みに耐えて我慢する人もいれば、氷で冷やす人もいるでしょうし、あわてて病院に行く人もいます

また、再発予防のために、タンスの位置を変える人もいれば、緩衝剤を当てる人もいるでしょうし、スリッパを履くようにする人もいるでしょう

もしかしたら、痛みに対しても、再発予防に対しても何もしない人もいるかもしれません

私は、これのどれもが間違いではないと思います

その人が「何もせずに我慢するのが良い」と考えているのならば、痛みを我慢するべきですし、「病院に行ってレントゲンを撮りたい」と考えるのであれば、病院に行くことが、その人にとって正解だと思います

しかし、時に情報を持っていない、知らないことによって、よりよい判断ができない人がいます

例えば、氷で冷やすと痛みが和らぐ、ということを知らないために、痛みに耐えていたり、病院がどこにあるかわからないから、行くのを止めた人などです

このような場合、私の考えでは「不健康」となります

なぜなら、本人が人生において望む行動が行えないからです

ですので、痛みを取りたい人には、氷の使い方を、病院がわからない人にはその場所を教えてあげる、ということが健康への橋渡しになると考えています

私は、カイロプラクティックで身体が現状認識を正確に行えるようにし、その上でクライアントの価値観に最も適した行動(セルフ・ケアや生活習慣の改善など)を提案するように心がけています

カイロプラクティックは、背骨の障害を取り除くことで、身体の状態を脳が正確に把握できるようにします

それにより、無意識下で脳が働きだし、自分の現在の身体に最も適切な反応を示していきます

痛みが身体にとって不要なものであれば、時間とともに軽減し、消失するでしょうし、警告反応として必要なものであったり、自然治癒力の限界を超えたものであれば、残っているでしょう

このような「身体の声」を聞いた上で、クライアント自身の価値観や考えを聞き、両者のニーズに最も適した行動を提案していくことで、その人その人の最良の健康が実現できるのではないでしょうか

今回は少し小難しい話になってしまいましたが、次回のブログも是非読んでください

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