なぜ施術するにあたって姿勢の観察・分析が重要なのか?

こんにちは東口店の山田です

今回は姿勢についてです

分かりやすくと思いましたが、小難しくなってしまいましたので読む方は覚悟して下さい(笑)

姿勢分析は施術者によっては重要視しない場合もありますが、私は施術を行う点で姿勢の観察・分析の重要性を感じています。

★なぜ重要視するのか?★

・姿勢とは身体が釣り合いを保とうとしてできた結果です。この釣り合いが取れないと人は倒れてしまいます。

・姿勢を分析する場合この身体がいかに釣りあっているかを観察しています。

・姿勢の制御は脳が固有受容器からの情報を受け取って筋の制御をし姿勢を保っている。

・悪い姿勢は身体の障害の原因にも結果にもなる。

したがって姿勢を分析するということは、骨、筋、靭帯の機能と感覚神経による運動組織の制御機能を見ているということになるのです。

★どうやって人は身体の釣り合いを取っているのか?★

以下の3つの器官からの情報を脳が処理・統合をして釣り合いを取っています。

・目:常に水平になろうとする。(目からの立ち直り反射)

・耳:前庭器官が各内耳の相対的位置と動きに関する情報を脳に伝える。

・筋と関節:筋、靭帯、腱の受容器がそれぞれの受けたストレスの強さを脳に伝える。

★なぜ姿勢が悪くなるの?★

例えば背中を丸める姿勢が習慣化されると、身体が釣り合いを取ろうとするために習慣に対する適応とその代償の蓄積が起こり結果不良姿勢が固定化してしまうということになります。

★何が正常な姿勢なの?★

・「姿勢」というのは、前述した通り、「姿勢」は身体がいかに釣り合いを取っているかである。

・解剖学的・生体力学的な理想の姿勢はあっても、こうじゃなきゃダメ!というような型にはまった「正常な姿勢」というのはないと思います。

・カイロプラクティック的に言うのなら、関節の機能がしっかり働いている状態で釣り合いが保たれていれば、たとえ見た目が悪くてもその姿勢がその人の正常な姿勢と言えます。

★身体後方からの観察評価★

・釣り合いのとれた姿勢では、身体は左右均等に見えます。

・後頭隆起(後頭骨の一番出ている所)、頚椎、胸椎、腰椎の棘突起、尾骨、殿部のくぼみが一直線並んでいるか、そこから外れた所はないかを観察します。

・次に上肢が体幹から均等に下がり手が均等に見え、上肢と体幹の間隔は左右同じかどうかを見ます。

・下肢はつま先の開き具合、膝窩部(膝の裏)が同じに見えているかをチェックします。

・その他では乳様突起(耳の後ろにある突起)の先端、肩峰、肩甲骨、第12肋骨の下端部、腸骨稜、上後腸骨棘坐骨結節が水平、均等になっているかを見ていきます。

★カイロプラクティックテクニックで関節にアプローチをする意義★

・身体中にある固有受容器の中でも、足底、骨盤部、頚部からの情報が、姿勢制御に特に大きく関わっていると考えられています。

・頚部の深層筋には、身体で最も多くの固有受容器を含んでいるようです。

・骨盤部では、特に仙骨に固有受容器の数が多いとされています。

・カイロプラクティックで関節の操作をすると筋が弛緩したり適度に緊張したりするのは、こうした固有受容器からの刺激の反射メカニズムによって起こります。

・直接的に筋を伸張させていなくても、筋が弛緩・緊張をするのは実はこうした神経的な作用の働きによるところが大きいのです。

・頚椎や仙腸関節への機械的刺激(関節への刺激やストレッチなど)が、神経筋骨格系の障害の治療に効果があることの科学的な裏付けとなっています。

最後までお読みいただきありがとうございました
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