初めて~のチュウ(治癒)軟部組織の治癒期間・過程について

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こんにちは、山田です(*^^)/

普段は「損傷」や「病態」に関する記事が多いのですが、今回は「治癒」に焦点をあててみましょう\(^o^)/

◆軟部組織の治癒過程は大きく分けて
①基質期
②線維芽細胞期
③成熟期
の3期に分けることができます。

①基質期
・組織が損傷を受けて、膠原線維(※)の生成開始までの期間、受傷後約5日間の時期を「基質期」と呼んでいます。
※膠原線維とは、主にコラーゲンから構成され、引く力に対して非常に強い線維ですが、弾性もあり硬くないため組織に柔軟性をあたえています。ほとんどの結合組織に存在し、互いに平行に並び束になって存在することが多い。特に、骨、軟骨、腱、靭帯に多く存在する。

・組織が損傷すると、身体の局所的、組織レベルで炎症反応が生じます。この炎症は外傷による大きな損傷であっても、また微力な外力のくり返しや、使いすぎによっても同様に炎症は起こります。
ここで生じた壊死組織は、大食細胞により取り除かれ、次の修復段階の準備が行われるのです。

②線維芽細胞期
・損傷後、4日~6日後(基質期が終わる時期)に線維芽細胞(※)が損傷部に移行し始め、4週から10週まで続きます。この時期を線維芽細胞期と呼びます。

・線維芽細胞は組織の物理的性質を決定する線維である膠原線維やムコ多糖類(基質成分)を産生する役割を果たします。
※線維芽細胞とは
正常な組織では目立った役割をしないが、損傷が加わると損傷部に駆けつけて膠原線維などの産生をするので、創傷治癒過程の中で重要な働きをしている細胞です。

・損傷部に生じた壊死組織は大食細胞により取り除かれ隙間ができています。損傷後15日~20日間までに、その隙間を線維芽細胞によって産生された膠原線維が埋め尽くしています。

・ただしこの時期では、膠原線維の物理的強度はまだ低いので、激しい運動は避けるべきとなります

・膠原線維の産生促進には、超音波やレーザー治療を行うのが望ましいとされています

・安静にしすぎていても、基質成分(水分、特にヒアルロン酸とコンドロイチン硫酸)の減少によって組織にクロスリンク(架橋結合)が生じ組織の伸展性が制限されるようになるので、関節を動かすのにより多くの力が必要になってきます。創傷部の瘢痕形成と癒着を防ぐためには、軽い自動運動が必要です。

③成熟期
・損傷した部位(創傷内)に産生された膠原線維の量は、損傷後約2週から4週の間にそれ以上増えなくなります。この時期を成熟期と呼びます。

・この時期になると膠原線維は強く編みこまれて、抗張力(引っ張りの強さ、簡単に言うと強度)が次第に増大していきます。

・この間も損傷部は膠原線維の改良や分解と再編成によって、再構築されていきます。

・この改編は6カ月から12カ月続きます。(完全に治癒に至るには、結構時間がかかるのですね

線維芽細胞期の修復の間に関節包の癒着などが起きてしまうと、関節の運動性を回復させるために、通常よりも強力な矯正力を加える必要が生じます。
このような時こそカイロプラクティックの関節の病理学的制限を超える(これだけが目的では無いですが)高速で低振幅なアジャストが適用になってきます。

◆大なり小なり、外側から見える傷なり、見えない筋・筋膜のような軟部組織の傷なりと、人間の体は、上記の治癒過程により、これは先天的に誰でも持っている機能、恒常性を保つ機能=自然治癒力により自己修復されていくということです。

この過程の中では、人為的に介入すること(治癒の促進をするという行為=サポートはありますが)が基本的には無くても治癒に至るのです。

例えば、大きな切り傷、そのままですと損傷部の範囲が大きく治癒に時間が掛るため、そのサポートとして(他にも色々と理由はありますが)傷口を縫う訳です。
しかしその後は何をするかというと「自然と傷口がふさがり、元通りになる」のを待つだけです。
傷を縫うなどの処置はしないとまずいですが、縫ったからといってすぐに傷口がくっついて、元通りになるわけではありません。
傷口を縫うという行為で、あなたのもっている自然治癒力をサポートしているだけなのです。
傷はあなた自身の力で治しているのです
人の体ってすごいですねぇ

《カイロプラクティックには哲学があり、施術者それぞれ解釈が違うこともあるので意見が分かれる場合もありますので、以下は、私見です》
私は、その自然治癒力というのをカイロプラクティックをする上で大切にしています。
例えば、この自然治癒力が通常100%発揮しているところ70%くらいしか発揮できなくなることがあります。この発揮できなくなった状態が体の不調が回復できなくなる原因と捉え、カイロプラクティックでは、この自然治癒力が発揮できなくなってしまった原因を「サブラクセーション」(神経生理機能異常を起こしている箇所)と呼び、そのサブラクセーションをアジャストメント(いわゆる矯正)するのがカイロプラクティックです。
ですので、症状があった場合、鑑別・評価をして何がどうなっているか、ということは伝えますが、そこ(患部、症状がでているところ)だけをみることはしません。
脊柱をチェックし、どの場所(主に関節)で神経生理機能異常を起こしているかを発見し、自然治癒力が正常に働ける環境を整備するためにアジャストメントをするのが、カイロプラクティックなのかなと思っています。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました

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川口のカイロプラクティック 骨格屋
http://www.kokkakuya.biz/
フリーダイアル
0120-598-249
埼玉県川口市川口3-2-1 リプレ川口一番街2F
予約受付時間/9:30~19:00
定休日/不定休
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