歯をくいしばってないですか?‐くいしばりの意外な効果

突然ですがあなたの口の中
上の歯と下の歯はくっついていますか?
それとも離れていますか?
もしくっついていたなら

こんにちは骨格屋の井口です。
今日は肩こりの隠れた原因ともいわれている
口の中のお話です

ここで質問です
1日の中で上下の歯が接触している時間は
どのくらいだと思いますか?

1.10分
2.1時間
3.5時間
4.12時間

自分の口の中、上の歯と下の歯がどうなっているかなんて
気にしている方は少ないと思いますが・・・
実は上下の歯は少し隙間が開いているのが
自然な状態なんです

さっきの質問の答えはなんと10分(゚ロ゚;)エェッ!?。
ご飯を食べている時間も入れて10分です。
思ったより短くなかったですか?

ところがこの口の中の自然な状態を
変えてしまう原因がいくつかあります。

1つは歯並びやかみ合わせなど
口の中の環境の問題
他にも重いものを持ち上げるときや
スポーツで大きな力が必要な時には
自然と歯を食いしばってしまいます

そして意外なところでは
精神的な緊張、ストレスも
歯を食いしばってしまう大きな原因なんです

ところで、
寝ているときに良く知られているのは
歯ぎしりです

これは歯を食いしばった状態で
こすり合わせるのでいやな音がしてわかりやすいですが…
専門用語ではグラインディングと言います。

グラインディングと違って
音がしないので気づかれにくいのが
こすり合わせずに歯を食いしばっている状態
これはクレンチングといいます。
そしてクレンチングが原因で起こるいろんな症状を
まとめてクレンチング症候群というようです。

先ほどもいいましたが
自然な状態は隙間が開いている状態ですので
クレンチングをする事で歯や歯茎、顎の骨や関節、
そして噛む時の筋肉などいろんなところに負担がかかります。

クレンチングが原因で歯が割れたり欠けたり、
ひどいときには抜けてしまったりすることもあります

でもこのクレンチング悪いことばかりではなく
いいこともあるんですよ
例えば重いものを持ち上げるときには
しっかり歯を食いしばることで力が入りやすくなるのは
実感できると思いますが

なんとクレンチングには
ストレスをやわらげてくれる
という意外な効果が報告されています。※1
中でも「弱い力のクレンチング」の場合に
その効果は大きいことが明らかになっています

とはいっても
クレンチングが習慣化されてしまうと
やっぱり大変

そんなクレンチングを予防するには

もともとクレンチングは
無意識にしていることが多いので
これを取りのぞくのは簡単ではありませんが
まずは自分のクレンチングを
自覚する事が大切です

仕事中
本来ならリラックスしているはずの時
ブログを読んでいるとき
などに歯を食いしばっていないですか?
時々チェックをしてみてください。

もしクレンチングをしているようなら
まずは常に唇を閉じた状態で
歯と歯の間に隙間が出来るように
事あるごとにに意識をする事が大切です。

そして腹式呼吸で
ゆっくり呼吸をしてみましょう。
5秒で吸って10秒で吐く
腹式呼吸がクレンチングを抑えてくれる
という研究結果も発表されています※2

そのほかにも
クレンチングが習慣になっている方は
全身的に緊張しやすい傾向があるようですので
軽い運動やぬるめのお湯で入浴などもいいですね

もし体のバランスの問題が原因になっている場合は
カイロプラクティックケアが効果的はケースもありますよw(゚o゚)w オオー!。

クレンチングに限らず
歯医者さんで解決できない口の中の問題には
カイロプラクティックも選択肢の一つに入れてみてくださいね

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
そしてこのブログが
あなたのクレンチングの原因になっていないことを願っています

=======================
川口のカイロプラクティック 骨格屋
https://www.kokkakuya.biz/
フリーダイアル
0120-598-249
埼玉県川口市川口3-2-1 リプレ川口一番街2F
予約受付時間/9:30~19:00
定休日/ 不定休
=======================

※1 田原靖章(2009)「クレンチングはストレスを緩和するのか? 」科学研究費補助金成果報告書
※2 櫻井 薫(2007)「呼吸訓練によってストレスの結果として生じるクレンチングが抑制できるか」東京歯科大学研究年報

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。