なかなか寛解しない慢性的な症状の原因は!?LGSとは?

こんにちは、山田です☆彡

今回はリーキーガット症候群(Leaky Gut Syndrome 以下LGS)、日本ではあまり馴染みがなく聞きなれない言葉だと思いますが、これは食物アレルギーの原因とも言われています(*_*;

通常、腸粘膜では、分子の大きさを選別しているので、分子の小さい物質(500ダルトンまで)は正常なかたちで吸収され、それよりも大きな分子は吸収されないことになっています。
ですので私達は食べ物を歯で咀嚼し、胃酸や消化酵素によって正常に腸管から吸収できるまで徐々に細かく分解していくわけです。

しかしこのLGS、リーキー(leaky)の意味は「漏れやすい」、ガット(gut)は「消化管、腸」。
そうです、その名のとおり腸管の壁から漏れるという意味の症候群です。
例えるなら、編み目がやぶれて穴が広がったザルです。
編み目が大きいと、毒素や未消化の食べ物の塊まで体内に吸収されてしまいますよね。

通常なら腸壁を透過しない食べ物の大きな断片が穴の広がった腸壁を越えてしまい、大きな分子の食べ物や化学物質の塊が血液の中に流れ込んでしまうことになります。
その大きな分子に免疫細胞が反応して抗体を作ってしまうのです。
一度抗体を作ると2度目に同じ食べ物が入ってきた時に、炎症反応を引き起こす可能性があります。

LGSは、食べ物を吸収する最前線の腸管において、食物アレルギー、炎症性大腸炎、自己免疫疾患など様々な症状をもたらす原因になっているわけです。

う~む、これは大問題ですね(T_T)

◯LGSの原因と考えられる内容
1、 抗生物質が胃腸器官系の細菌、寄生虫、カンジダ、真菌類の異常繁殖を促すため。
2、 アルコール類、カフェインなどの刺激物
3、 食物と飲料
・細菌によって腐敗、汚染された食物や地下水
・着色剤、防腐剤、酸化防止剤など、食品添加物として使用されている化学合成物の混入した食物や飲料水
4、 酵素欠乏
5、 非ステロイド系抗炎症薬(イブプロフェン、インドメタシン等)
6、 プレドニゾンのような処方コルチコステロイド
7、 精製炭水化物食品(クッキー、ケーキ、清涼飲料、漂白パン )
8、 避妊用ホルモン(ピル)
9、 精製炭水化物食品に混入しているカビ、菌

以上の原因によってLGSが引き起こされる可能性が増大します。
正常な状態ではバリアによって保護されている腸壁も、上記の原因によってLGSが引き起こされると、食物が腸壁を貫通し、血中に食物が流れこみ食物アレルギーが引き起こされます。

◯LGSが関わっていることが多い症状。
ニキビ
老化
アルコール中毒
アレルギー症状
関節炎
喘息
自閉症
小児多動症
クローン病・嚢包性繊維症
湿疹
食物性アレルギー
アトピー性皮膚炎
蕁麻疹
炎症性大腸炎
過敏性大腸炎
潰瘍性大腸炎
栄養吸収障害
化学薬品過敏症
膵臓機能障害
乾癬
リュウマチ
精神分裂症
腹痛
恐怖感
夜尿症
慢性的な吐気
慢性的筋肉痛
錯乱
便秘
下痢
慢性的疲労
原因不明の熱発
消化不良
免疫力低下
膣感染症
皮膚の荒れ
重金属中毒症
不眠症
骨粗鬆症
ドライアイ

◯LGSを改善するためのポイント
1、胃酸の分泌を補う
2、精製漂白された白米、小麦、砂糖を避け、玄米、オリゴ糖などに変える
3、大豆加工食品(醤油・納豆)は毎日食べない
4、イースト菌を使用した食材はほどほどにする
5、必須脂肪酸オメガー3(フラックス)を積極的に摂る
6、乳製品は避ける
7、乳酸菌(Lactobacillus菌など)を積極的に摂る(但しヨーグルトは避ける)

(以上栄養医学研究所HP 参照)

いかがでしたか、なかなか寛解しない慢性的な症状の原因にもなっていそうなLGS。
知らないよりも知っておいたほうが良い情報だと思いました(^^♪
なによりも私達の身体を作る素は食事から摂る栄養素ですが、その栄養を吸収している内臓器官に問題があればいくら良い栄養を摂っていても無駄になるばかりか「毒」になってしまいます(T_T)

特に普段から「食事の偏りがあるなぁ」と思っている方は是非とも見つめなおしてみてくださいm(_ _)m

今回も最後までお読みいただきありがとうございました(^O^)

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