2013年 11月 19日の投稿一覧

脳の老廃物を肝臓に届ける!?睡眠の重要性の新たな知見です

こんにちは。骨格屋のリズム&ブルース担当のもりぞうです

気が付くと急に寒くなり、日も短くなりましたね
あっという間に冬なんだと実感する今日この頃です

寒くなってきたので体調管理には十分気を付けてお過ごしくださいね

本日は『睡眠はなぜ必要か?』という題材なのですが

最近なぜヒトには睡眠が必要なのかという長年の疑問への答えが見つかったかもしれないというトピックスがありました

それは脳が日中に蓄積された有害な老廃物を除去するのに、睡眠が役立っている可能性があるというのです

マウスを用いた研究から、脳が睡眠中にアルツハイマー病などの脳障害の原因となる毒素を除去していることが示されました

「脳には睡眠時と覚醒時で異なる機能状態があることがわかった。」と、研究の筆頭著者である米ロチェスター大学(ニューヨーク州)トランスレーショナル神経医学センターのMaiken Nedergaard氏は述べています。

リンパ系は細胞の老廃物を除去するが、脳はこのシステムに含まれないことが、同チームの過去の研究でわかっていたのですが、今回の研究では最新の画像診断技術を用いて、生きたマウスの脳がどのように老廃物を除去するかを調べたそうです。

その結果、脳には血液脳関門により保護された「グリンパティック系」と呼ばれる独自のプロセスがあることが判明。グリンパティック系は脳血管を利用して脳組織に脳脊髄液を通し、老廃物を循環系へ流して最終的に肝臓まで届けるというのです

脳脊髄液とは 頭蓋内では脳室内とくも膜下腔に脊柱管内では脊髄くも膜下腔に存在し、お互いに交通している水様透明な液体です。脳脊髄液圧の上昇や脳脊髄液の組成の変化は脳外科および神経内科疾患の貴重な検査所見として重要なんです

ちなみに血液脳関門とは血液と脳(そして脊髄を含む中枢神経系)の組織液との間の物質交換を制限する機構です。分子の大きさが小さい方が通りやすそうですが大きさに関係なく選択的に透過させたり、あるいは血中に戻したりします

まさに〝関門〟だけあります

研究グループは、睡眠中に脳が使用するエネルギー量が睡眠中にも関わらず増大する点に注目し、このとき脳の老廃物除去システムが活発になるのではないかと示唆しました

脳脊髄液を送り出すには多量のエネルギーを必要とするため、脳が活発な情報処理を行わない夜間にしかこのプロセスを実施できないと考えたそうです

「脳が自由に使えるエネルギーには限りがあるため、2つの機能状態のどちらかを選択しなければならない。ホームパーティーと家の掃除を同時にはできないのと同じことである」と、Nedergaard氏は説明しています

「Science」2013年10月18日号に掲載された今回の研究では、睡眠中に脳の細胞が「収縮」し、サイズが約60%減少することも明らかにされました

これによって脳細胞の間にすき間ができ、老廃物を効率的に除去できるようになり、このプロセスの制御にはノルアドレナリンが関与している可能性があるといいます

この除去システムがなければ、アミロイドβ(ベータ)蛋白などの有害な蛋白が脳に蓄積される可能性があるということです

このアミロイドβ蛋白はアルツハイマー型認知症の患者の脳に多数の老人斑がみられることから、老人斑の原因となるアミロイドβ蛋白がアルツハイマー病の原因物質と考えられているものです

Nedergaard氏は、「脳がいつ、どのようにグリンパティック系を活性化させ、老廃物を除去しているかを理解することは、このシステムを調節してさらに効率を高める取り組みへの重要な第一歩である」と述べています

ただし、動物実験より得られた結果は必ずしもヒトに適用できるとは限らないと、科学者らは指摘しているそうです。(HealthDay News 10月17日より)

確かにそうですが人間にも同じ機能が備わっている可能性があるということです

ということは脳脊髄液が睡眠時に老廃物を送り出すとしたら、この脳脊髄液の循環が大切になるんですね

脳脊髄液は絶えず循環しており、24時間に約500 ml(1分間に約0.35 ml)産生されていることから、1日に約3~4回入れ替わっている計算になります。

徒手療法の中にはこの脳脊髄液の循環を正常化させたりモニタリングするテクニックもあります

このような研究結果が今まで存在してきた徒手療法の有用性や可能性をより明確にするのである意味では手技療法は最先端の医療と言えるかもしれません

全てが研究で証明されるとは思いませんが、それほど先人たちはより的確な治療を行ってきたんだということに驚かされます

多くの可能性があるしごとです
自分も日々精進します

今日も骨格屋のブログを読んで頂きありがとうございました
もりぞうでした(・◇・)ゞ。
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アスペルガー症候群の鑑別診断、治療方法と予後について

こんにちは、山田です

今回はアスペルガー症候群の診断、治療と予後について。

 

 

 

~~アスペルガー症候群の診断について~~
小児の発達障害の診断においては、他の障害と共通する特性が多く鑑別には慎重さを要するため、場合によっては何年も掛ることがあるので、やはり多くの症例に接している小児の発達障害の専門医がいる小児神経科や小児精神科を受診するほうが良いと思います。

アスペルガー症候群の自己診断基準としては、アスペルガー症候群自己診断テスト(ICD-10 世界保健機関 WHOの診断基準)やアスペルガー症候群自己診断テスト(ギルバーグの診断基準)があるのでそちらを参考してください。

例としてギルバーグの診断基準です。

A社会性の欠落(極端な自己中心性)
友だちと相互に関わる能力に欠ける。
友だちと相互に関わろうとする意欲に欠ける。
社会的シグナルの理解に欠ける。
社会的・感情的に適切さを欠く行動。

B興味・関心の狭さ
ほかの活動を受けつけない。
固執を繰り返す。
固定的で無目的な傾向。

C反復的な決まり
自分に対して、生活上で。
他人に対して。

D話し言葉と言語の特質
言葉の発達の遅れ。
表面的にはよく熟達した表出言語。
形式的で、細かなことにこだわる言語表現。
韻律の奇妙さ、独特な声の調子。
表面的、暗示的な意味の取り違えなどの理解の悪さ。

E非言語コミュニケーションの問題
身振りの使用が少ない。
ボディランゲージのぎこちなさ。
表情が乏しい。
表情が適切でない。
視線が奇妙、よそよそしい。

F運動の不器用さ
神経発達の検査成績が低い

~~アスペルガー症候群の治療と予後について~~
治療と言ってもアスペルガー症候群の原因となっている脳機能の独特な働き方を、薬や手術によって治すことはできないようです。

しかし、人とうまくコミュニケーションをとるためのソーシャルスキル(社会的技能)が身につけられるように支援や指導をしてあげることで、日常生活の困難は徐々に減っていきます。
これは、自閉症をはじめ発達障害全般に有効な【療育】(治療教育)と呼ばれる治療法で、子供の生活上の困難を減らし、状況ごとに適切な行動がとれるよう教育的な援助を行うものです。

発達障害を早期に発見し療育を始めることが、社会に適応しやすくなり、社会生活を営めるようになるという予後のパターンに良い影響を与えます。

逆に障害になかなか気づかれずにいると、ソーシャルスキルが身に付かないために、他人とのコミュニケーションが図れず社会生活が営めないため、社会との接点が減ります。
そうして挫折感や無力感、意欲の減退など二次的な精神障害を引き起こしやすくなると、通常の治療だけでは効果が得にくくなり改善にかかる時間も長くなってしまいます。

要は早期発見・早期働きかけ(治療)を行うことが大切だということです。

~~カイロプラクティックで治るの??~~
今度詳しく書こうと思っていますが、「カイロプラクティックで治るの?」という声がちらほら聞こえてきましたので簡単に・・・
すでに病院で「発達障害です」と診断されている方の寛解は時間が掛ると思いますが、その手前のグレーゾーンにいる方、例えば診断基準が10項目あり8項目で発達障害と診断されるとします、そしてテストで7項目該当したとすると発達障害とは診断できないが、それに近い状態の方には良い効果がみられるのではないかと考えています。

さて次回は、ADHDとはです。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました(*^_^*)

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