長時間デスクワークでの腰痛 その原因は内臓だった!?

みなさんこんにちは、山田です(⌒-⌒)

「ずっと座っていると腰の奥のほうでじわっと痛みを感じるんです。」というデスクワーク中心のある患者さん。
以前より症状は緩和しているのですが、お仕事で座っていると上記のような痛みが出てきます。
身体をみると横隔膜の動きが硬く、胸郭の動きが制限されています。そして腎臓の下垂と腸間膜の制限と大腰筋が硬くなっています。

座位でのお仕事の時間が長く、呼吸が浅くなり内臓の働きも低下しているようです。
特に座位での腰痛は腎臓が関係しているようでした。

腰痛と内臓の関係

そこで下記のような研究記事を元に長時間の座位が腎臓に悪影響を及ぼし腰痛の原因になっているようですと伝えました。

運動習慣の有無や肥満であるか否かに関わらず、椅子に座る時間が1日3時間未満の女性は椅子に座る時間が1日8時間を超える女性と比べて、慢性腎臓病になるリスクが30%も低い

【長時間の座位が腎臓にリスクをおよぼす】~引用元  最新健康ニュース~

【腎臓が原因と思われる腰痛の特徴】

・明け方に痛む
痛みで目が覚めたり、起きようとして腰が痛いのに気がつく。
関節や椎間板が原因の腰痛はむしろ午前中は緩和され、活動をし始めて関節や椎間板に負荷が掛かってくると痛みが強くなる傾向がある。
明け方の腰痛はおそらく夜が明ける頃に腎臓の生理機能が活発になるせいだと考えられる。

・日中は痛くない
活動するにつれて痛みが治まる。排尿後に痛みが遠のくこともある。

・夕方6時頃からまた痛くなり始め、就寝中は痛くない。

原因として

発汗、空気の乾燥などによる水分不足。
暑い時期には短時間で小結石ができることもあるそうです。
一度に少量づつ、こまめに水分補給をしましょう。
~末梢神経マニピュレーションより抜粋~

施術ではどのようなアプローチをしたの?

施術としては胸郭、横隔膜、大腰筋、腸間膜、腎臓の下垂に対する施術をしました。
セルフケアとして水分補給と休憩時の足踏みやウォーキングをお伝えしました。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました.。゚+.(・∀・)゚+.゚
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対人接触が心理に及ぼす影響-親子間のスキンシップの重要性

こんにちは。骨格屋のもりぞうです。

私たちは日頃基本的には患者さんに触れるということで施療をしていますが触れることによってどのような影響があるのかという研究の1つをご紹介します。

対人接触の実験はその性質上やりにくいことが多々あるのでデータはあまり多くはありません。

早稲田大学で学生の同性間で行った実験があります。

あらかじめ幼児期における両親との接触頻度の高低を調査しておいて、実験で接触する身体の部位は肩と腕の2カ所に接触するものです。

接触の仕方は、

「手をただ置く」
「軽くたたく」
「撫でる」

の3パターンとする。

そして接触した後に、気分評定票で接触にたいする心理的影響を回答してもらいました。

結果は身体部位に関しては肩の方が腕よりも、うれしさ、落ち着き、親しみ、励まし、の気分が強くなりました。

また興味深いのは不快感について男性は肩と腕では違いがなかったのですが、女性は肩が男性よりも不快感が少なかったが、腕は男性よりも著しく不快感を示しました。

触れ方に関してはただ手を置く触れ方は他の触れ方より緊張を高めることになりました。

軽く叩く接触は励まされた感じがより高くなりました。

また、幼児期における両親との接触の程度が高い人は、接触に対して、親しみの感じと励ましの感じをより高く感じており、程度が低い人は緊張感をより高く感じていたそうです。

対人接触は被験者の了解のもとでなされたもので、どうしても制約があるのですがこのデータは貴重なものです。

肩も腕も比較的触りやすい身体部位であるのですが、それでも両者の間に差異がみられたことは接触に対しての心理的効果は精妙であるということがあるということが分かります。

触り方によって感じられるものが違うことも興味深い点です。

ここで行った触り方以外にも多様な触れ方があると思うのでそれによってもより多岐にわたる反応があり得ることは想像できると思います。

また幼児期における両親との接触の多寡が現在の接触感覚に影響していることもあります。

幼児期での両親との接触や友人との接触の多寡がもたらす影響については、孤独感に関する調査があります。

孤独感を構成する
「人間同士の理解・共感ができる(孤独感が低い)」

「人間の個別性に関する気づき(孤独感高い)」
(個人的には人間の個別性に関する気づきが世間一般の孤独感の理解とイコールなのかは疑問ですが。。)

に関して調べたところ、幼児期・児童期における父親と母親との身体接触の高低との関連がみられた。

すなわち母親との接触頻度が高いと共感できるという結果がみられ、
父親との身体接触が低いと個別性を意識するという結果になった。

友人との接触の多寡と共感には関連がみられませんでした。

このことは幼少期における親との接触が、成長してからの孤独感に影響することを示しています。

これらの結果からすると触れるという行為自体が心理的に及ぼす影響についてでしたが、

施療側からするとただ触れるということで及ぼす肉体的だけでなく心理的側面にも目を向けなければいけないということを考えさせられます。

これが異性だった場合はまた違うかもしれません。というか違うはずです。

触れられる学生が触れている学生をどう思っているかや逆の場合も違いがあると思います。

またその人にとって肩を軽く叩くことが励ましの認識があれば良いですが、

逆に軽く肩を叩かれることが軽蔑や侮辱という間隔がある方には全く逆の反応を引き出すことにもなりかねないということだと思います。

幼少期に痛めたところをさすってもらって「いたいのいたいの飛んでけー」で楽になった経験があるかたがあるかもしれませんが、

その両親の手よりも効果が出せる手は他にあるのでしょうか。

自分と他の人の境界線は触れるという行為で無くなることもあるでしょうし溝が深くなることもあるかもしれません。

核家族化し、SNS、インターネットの普及があり人と人のつながりが希薄になっているこの時代でより人が向き合って触れるということの影響はより大きく、深く慎重さが求められる時代なのかもしれません。

施療者としては触れるということの重要性や侵襲性をもっと深く意識しなくてはと思いました。

今日も最後まで骨格屋のブログを最後までご覧いただきありがとうございました。
もりぞうでした。
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一日中食べていると太りやすい!‐食事の腸内細菌叢への影響

こんにちは
骨格屋の井口です。

一日中食べていると太りやすい!
なんていわれても
そんなの当たり前でしょ
と突っ込まれてしまいそうですが

今日は最近話題の
腸の中にいる細菌の話です。

人の腸の中には100種類以上
100兆個以上、重さにして約1.5kgの
腸内細菌が生息していて
大腸の内容物1gの中に
100億~1000億の腸内細菌が
いるそうです。

その腸内細菌の集まりを
叢(くさむら)にたとえて
腸内細菌叢とか
花畑(フローラ)にたとえて
腸内フローラと呼ばれています。

その腸内細菌叢が例えば糖尿病や肥満
腸の炎症(リーキーガット)に影響したり
健康に与える影響がかなり大きい事が
いろいろな研究で指摘されています。

そのとっても重要な腸内細菌叢は
食生活によって変化すると言われていて
より肥満につながりやすい腸内細菌がある
ことも分かっているのですが
昨年12月にCell Metab誌に発表された研究で
一日中、高脂肪食を食べていると
腸内細菌叢が変化して
より太りやすいタイプの細菌が多くなる
ことが分かったんです。

この研究は
ネズミによる実験での結果ですが
3つのグループに分け
それぞれ違うエサを与えて
腸内細菌叢の変化を調べました。

一つは通常のエサを与えたグループ

もう一つは高脂肪のエサを
ネズミが活動する夜だけ与え
昼間は制限したグループ

そして最後は高脂肪のエサを
一日中制限しないで与えたグループ

その結果、エサの内容と取り方で
腸内細菌の種類に
大きな変化が出てくることが分りました。

最後の高脂肪のエサを
一日中制限しないで与えたグループでは
腸内細菌がより肥満につながりやすいタイプ
の細菌に支配されていたんです。

一方、通常のエサを与えたグループでは
いろんな腸内細菌が
混ざり合うように存在していて
肥満につながるタイプが
支配的ではありませんでした。

そして高脂肪のエサを
ネズミが活動する夜だけ与え
昼間は制限したグループでも
通常のエサのグループほどではないですが
腸内細菌はいろんな種類があり
肥満につながる腸内細菌は
劣性となっていたんです。

つまり高脂肪のエサを一日中とっていると
栄養的に肥満につながるだけでなく
腸内細菌自体がより太りやすい状態
になってしまうことが分かったんです。

今回の研究は
あくまでネズミでの結果ですので
これがそのまま人間に当てはまるかどうかは
まだわかりませんが
昔から行われている断食の効果などを考えると
人間にも関係はありそうに思います。

いずれにしても食事の質と時間には
気を付けるにこしたことはないですね。

この腸内細菌に関してはまだまだ研究段階で
動物実験での段階の事も多く
(今回取り上げたのもネズミでの結果ですが…)
鵜呑みにしてしまうのは考え物ですが
今後の研究に期待です。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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健康的なダイエットとアンチエイジングには抗炎症食品がカギ

こんにちは山田です(*^_^*)

炎症期は安静にしていてもズキズキと痛みがあり不快なものですね。
しかし炎症には病原菌を抑制したり、傷の治癒を早めたりする効果があり身体が元々もっている治癒反応なので必要なのです。

慢性炎症

ただし傷がないのに炎症だけが続いてしまう「慢性炎症」というのは、身体の老化や癌、リウマチ、アルツハイマー病、関節痛、糖尿病など様々な病気の一因になると考えられています。

~以下自治医科大学大宮医療センター 医学博士 早田 邦康先生の記事から引用~
引用元は 「アンチエイジング(抗老化)、ポリアミンによる炎症抑制がカギ」です。

加齢に伴って増加する生活習慣病や老化そのものには、炎症が密接に関係して いるといわれています。炎症(inflammation)と老化(aging)から作ったインフラ メイジング(inflamm-aging)という造語がありますが、これは炎症と老化がきわめ て密接な関係にあることを示す言葉です。動脈硬化、アルツハイマー病、慢性関節炎 等の生活習慣病の発症には炎症が関与していることがはっきりしています。

また、慢性炎症が繰り返し起こっている場所(臓器や組織)には癌ができやすいことが判っています。これは、炎症が繰り返されることによって遺伝子が傷つき、徐々に 遺伝子が変化して、結果として癌化すると考えられています。実際に、炎症を押さえ込む薬(抗炎症剤)を飲んでいる人は大腸癌になりにくくなることも判っています。

つまり、アンチエイジングを考える上で重要なのは、必要のない炎症をいかに押さえ込むかということです。
~~ここまで引用~~

身体の中でくすぶっている「慢性炎症」を抑えることが、生活習慣病の予防やアンチエイジングにとっての重要なカギになるということですね。

炎症を助長する食品

では逆に、炎症を助長する作用がある食べ物もあるのでしょうか。
「炎症を助長する食品」
精製穀物(白米や精白小麦など)のようにグリセミック指数が高い食品や砂糖、ナトリウム、トランス脂肪酸(マーガリンなど)、肉、加工肉、オメガ6脂肪酸(コーン油、綿実油、大豆油に多く含まれる)などが炎症悪化の一因となる食品です。

あ、そうそう、肥満も炎症悪化の要因になるそうですよ(TДT)

ようするに、高糖分、高脂肪(悪い油)が炎症を助長するわけですねノ( ̄0 ̄;)\オー!!ノー!!!!

抗炎症食品

それでは、「抗炎症食品」の紹介です(*´∇`*)
・たまねぎやしょうが、長ネギ、にんにく、にら、パセリ、セロリ、ウコン、シナモン、クミン、コリアンダー、青魚やサーモンに含まれているEPA、DHA、納豆、チーズ、ヨーグルト、発酵食品、キャベツ、ブロッコリー、ローズヒップ、カモミール、根菜、柑橘類、ブドウ、トマト、パイナップルなど、多くの緑黄色野菜や魚に含まれています。

このような食品をとっていると痛みの軽減やアンチエイジング、生活習慣病の予防だけではなく、健康なダイエットも成功しそうですね(* ̄∇ ̄*)

今日も最後までお読みいただきありがとうございました.。゚+.(・∀・)゚+.゚

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理論が先か結果が先か医療業界の歩みからみる治療の進歩とは

こんにちは。天候が不安定な日が多いですが、体調はいかがでしょうか。

天候や気圧の変化によって古傷が痛んだり、節々がなんとなく痛い、身体がこわばるというような症状が出ることを俗に「気象病」や「お天気病」といいます。

自律神経系の影響や気圧の変化、リンパの反応などいろいろな原因が言われていますが、これを証明するような確固たる原因は特定されていません。

現代医学でもよくわからないということです。

実は病院に行けばなんでもわかると思っている方も多いかもしれませんが現代医学でも良くわからないことの方がむしろ多いと思います。

過去に医学の世界では森鴎外と高木兼寛(たかぎかねひろ)との『脚気の論争』がありました。

患者さんに膝を打腱器で膝のお皿の下を叩いて膝から下が持ち上がる反射を確認する検査をすると

「わたし。。脚気ですかね。。」と言われる方が多いので脚気の名前は聞いたことがある方は多いと思います。

脚気は今ではビタミンB1の欠乏によるものだということは医療業界ではあたりまえになっていますが当時は違いました。

陸軍医師であった森鴎外は脚気が感染症によるものだと「理論的に」推論して、海軍医師である高木兼寛は栄養説。つまり栄養の欠乏が原因ではないかという説をとりました。

そう考えた高木は海軍兵に栄養補給の為白米ではなく麦飯を食べさせることを勧めます。

麦飯を食べた海軍兵からは脚気は激減しました。

しかし、感染症が脚気の原因であると信じていた森鴎外の説をとった陸軍は日清戦争で4000人、日露戦争で28000人の脚気による死者を出してしまったということがありました。

だから森鴎外が悪いというわけではありません。

それは今までの理論にのっとったある一方では正当な考え方でもあります。きっと当時の患者さんもその説明を聞いていたら間違いなく感染症が原因だと思っていたかもしれません。

当時ビタミンが発見されていなかった日本では「理論的に」脚気がビタミン不足で起きる理屈が説明されていませんでした。

なので理論的には高木説も説得力に欠けていたでしょうし、当時は感染症が原因だと思っていた医師も数多くいました。

こうなるはずだからという理屈が先に立つ議論の仕方を『演繹法(えんえきほう)』

こういう事実があるのだからそれに合致する理論はこうなんじゃないかという考え方を『帰納法』

と言います。

絶対的ではありませんが理論から考えるよりも現象や事実があって、そののちに現象や事実を説明する理論が構築されることはどの分野においても往々にしてあります。

実際にヘルニアだから、脊柱管狭窄症だから、歳だから痛みやしびれはしょうがないといわれても鍼灸やカイロプラクティック、オステオパシーなどの施療をうけたら痛みやしびれがなくなったという方はたくさんいらっしゃいるのではないでしょうか。

画像所見ではヘルニアの神経圧迫部位の状態はかわっていなくても、狭窄している部位が変化していなくても若返りの秘法で若返っていなくても症状は変わっているのです。

癌が食事療法や漢方で治ったり、イメージ療法で治ったというかたもいらっしゃいます。
現在わかっていることの中からでは説明できないことがたくさんあります。

しかし理論的に説明できないから正しくないとはいえません。

だからそれがアヤシイとかオカシイだけではなくその人の状態にとっては何らかの効能があったのでなにがよかったのかを考えることが大切だと思います。

もちろん理論が無意味というわけではなく先人の方々の知恵は大切です。
既存の検査などはした上でその中でもどうしても合致しないことは検証していかないといけないと思います。

今の当たり前が50年後の当たり前とは確実に違うし、もし何も変わらなければ医療の進歩はなかったといえると思います。

森鴎外の論理的に考える演繹法だけでは臨床における可能性は狭められてしまうし
高木兼寛の帰納的な思考だけだと、やってみて良かったからそれでOKと積み重ねができないので両方が必要になってくると思います。

また、一面的ではなくより多面的な視点が必要になります。
生理学的、生体力学、流体力学、量子学、栄養学、心理学、東洋医学。。。とか色んな側面からみたとき思いもしない変化があるかもしれません。

そんなグレーゾーンのなかでもがいているのが臨床家だと思います。
そこが楽しさでもありますがまだまだ勉強不足です。

白黒つけられず釈然としないところでもありますがこれが1つの糸口になり可能性の一端になります。

ようは良い意味でも、悪い意味でも絶対はないということです。

今日は完全な独り言になってしいましたが最後までブログを読んでいただいた方がいらっしゃいましたらありがとうございました。

もりぞうでした(・◇・)ゞ
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