突き指小説「突き指と私」~ドッジボールと淡い恋の物語?~

みなさん、こんにちは
西口店中北です

子供の頃、ドッジボールやバスケットボール、さらにポートボール(懐かしい!)をやっていて、「突き指」をした方は多いのではないでしょうか

今回は「突き指」について、一部フィクションの小説を交えながら書いてみようと思います

キャラに似合わない内容だと思いますが、チャレンジなので大目に見てください・・・

それでは、行ってみましょう

その日、私はクラスメートと校庭でドッジボールをしていた。

相手チームが、内野から外野へ、外野から内野へというように、パスを長く回していたので、私は少し腹立たしい気持ちになっていた。

パスカットをしようと身を乗り出したが、ジャンプが低かったのか、ボールは外野に渡ってしまった。

私は着地と同時に慌てて振り向いたが、不意な動きだったので、足がもつれて地面に腰をしたたかにぶつけた。

しかしそんなことよりも、外野の投げたボールが、私の目の前にもの凄いスピードで迫ってきていることの方が問題であった。

咄嗟に手を出したが、ボールをキャッチすることはできず、変わりに指先に当たった。

(痛い!!)

私は、指を反対の手で握って座り込んだ。

痛みと共に、指の熱感と腫れが感じられた。

うずくまって痛みを我慢していると、

「保健室に行った方がいいんじゃない?」

と、あまり聞き慣れないが、温かい声が聞こえてきた。

ふと顔を上げると、以前からクラスの中で気になっていた女の子がそこに立っていた。

(指は痛いけど、なんだか得した気分だ・・・)

その子が自分を心配してくれているとわかった途端、不思議と痛みが軽くなったように感じた。

それと同時に、痛みが消えてしまうと、彼女との幸せな時間が短くなることが理解できた。

(痛いのは嫌だけど、痛くないのも嫌だ!!)

複雑な気持ちを抱えつつ、保健室に行くためにゆっくりと立ち上がった。

「一緒に行ってくれるかな?」という台詞を口に出そうとした瞬間、聞きなれた大声が・・・

「引っ張れば治るよ」

たったこの一言により、私の淡い夢は砕け散った。

いつも嫌というほど顔を見ている友人達が、彼女を押しのけて周りに集まり、次々に指を引っ張っていく。

「もっと強く引っ張らなきゃ!」
「違うよ、速く引っ張るんだよ!」

友人達の楽しげな声を聞きながら、私は、

(余計なことをするなよ・・・)

と、落胆しつつ、心と指の痛みが増えていくのを感じるのであった・・・(つづく)

前フリが異常に長くなってしまいました

昔は、「突き指は引っ張れば治る」とよく言われていましたが、これは本当に効果があるのでしょうか?

「突き指」というのは指の外傷の総称で、この中には、骨折・脱臼・靱帯損傷・腱損傷・打撲などが含まれます

この中でも頻度が多いものに、「槌指(つちゆび)」があります

これは、指先の腱が断裂するか、腱が付いている骨が剥離骨折するものです

これにより、一番先の指の関節を伸ばすことができず、曲がったままになり、まるで”槌=ハンマー”のようなので、「槌指」と言いいます

この槌指のように、腱断裂や骨折をしている場合、指を引っ張ってしまうと、状態は悪化します

もし、一部分だけが断裂している場合、引っ張ることで完全に断裂することにもなりかねません

ですので、絶対に引っ張ってはいけません

応急処置としては、冷やして動かさないようにします

また、痛みが強くないからといって放置しておくと、変形が残ったり、動かしづらくなることもあるので、受傷したら一度整形外科を受診されるのが良いでしょう

カイロプラクティックでは、整形外科で適切な処置を受けた後、ご自身の自然治癒力を最大限に発揮できるように、身体の状態を整えていきます

整形外科とカイロプラクティックの相乗効果で、健康な状態にいち早く辿り着きましょう

エピローグ

その後私の指は、整形外科を受診したことで、痛みや熱感・腫れは無くなった。

幸運なことに、近くに「骨格屋」というカイロプラクティック・センターがあり、そこに通ったために、指の機能も問題なく回復した。

さらに、転倒した時にぶつけた腰が、しばらくの間重かったのだが、それも気にならなくなった。

どうやら、私がドッジボールで受けた身体の傷は癒されてきたようであった。

(後は、心の傷だけだな・・・)

トボトボとうつむきながら歩いていると、背後から足音が聞こえた。

その足音は、かなり急いでいるようであったが、なぜか私のすぐ後ろで止まった。

私が振り向くと、そこには彼女が立っていた。

そして一言、

「指、大丈夫?」

その瞬間、私は、ドッジボールの神に感謝した・・・

『突き指小説 第1話 突き指と私』(完)

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