シリーズあなたはなぜ痩せないのか?最終回「モナリザの微笑み?」

こんにちは、東口店の山田です

前回のシリーズあなたはなぜ痩せないのか?第4回「バランスを整えるには、どうしたらいいの?」でしっかりと自律神経のバランスが整ってきた、そこのあなたダイエット成功してますか

今回はシリーズ最終回ですので、いままでのブログをまとめてみましょう

第1回「なんで痩せないんだ!」

今から約20年前、1990年に肥満研究の世界的権威ジョージ・ブレイ博士が「モナリザ仮説」という説を発表しました。
その説とは「多くの肥満者は、交感神経の働きが低い」というものです。
これを英語で表現すると「Most Obesitys kNown Are Low In Sympathetic Activity」となります。
上記の頭文字(Monalisa)を取ってモナリザ仮説と呼ばれています。

自律神経系の活動が鈍く、エネルギーの消費を促す交感神経がうまく働かなければ、いくら食事の制限をしてダイエットを頑張ったとしても良い結果は生まれませんということでした。

第2回「自律神経ってなに?」

※細かく言うと「自律神経」という名の神経は存在していません。学問的には「自律神経系」と言います。
☆自律神経系とは☆
まず自律神経系は交感神経系と副交感神経系よりなり、生体の恒常性(ホメオタシス)の維持に重要な役割を果たしています。

交感神経系:   胸髄および腰髄から発する。
副交感神経系: 脳幹と仙髄から発する。

自律神経系は意志とは関係なく働き、それぞれの臓器に対して交感と副交感の神経繊維が支配しています(二重支配という)。
これら2系統の神経系は多くの臓器に対して相反する作用(拮抗支配)を持っています。

第3回「自律神経による体重調節機能」

森谷敏夫氏(京都大学大学院人間・環境学研究科教授)のレポートからモナリザ仮説のところを抜粋させていただきました。
私たちの体重は通常自律神経系によってコントロールされ、モナリザ仮説では、肥満の原因は自律神経系の活動の低下によるものであるといっています。
実際に自律神経活動を測定してみたところ、小児であっても肥満児と非肥満児では、明らかな差が認められるとのことでした。

第4回「バランスを整えるには、どうしたらいいの?」

自律神経系のバランスを整えるにはどうすればよいのか?それを紹介しています。

交感神経を優位にさせるには・・・
●軽い運動
●早起きをする
●洗顔する
●熱めのシャワーを浴びる

副交感神経を優位にさせるには・・・
●音楽を聴く
●アロマテラピー
●ハーブティー

バランスを整えるには・・・
●腹式呼吸
●入浴
●睡眠・昼寝
●日光を浴びる
●サプリメント
●自律訓練法
自律訓練法とは、ドイツの精神科医J・H・シュルツが体系化した心理療法です。
自己暗示によって自ら催眠状態を作り、手や足の温度を上げた感覚を調節するというトレーニングをする事により、内臓や神経の働きもある程度コントロールできるようになる事を目指します。訓練により自律神経を整える事も可能になります。
参考:九州大学病院心療内科HP

肥満した患者で体重減少を図る場合,その効率と有効性から食事制限が優先されるのが現状である。しかし,運動には自律神経活動を賦活化させ脂肪減量効果の促進や体組成の維持,他の生活習慣病危険因子の是正,運動機能の保全などの重要な意義があるので,食事制限と運動療法の併用が推奨される。
(森谷,2006;Moritani, Kimura, Hamada & Nagai,2005)。

長年の運動不足やそれに伴う骨格筋の萎縮や交感神経活動の低下が,エネルギー消費機構や脂質代謝に影響を及ぼし肥満の発症・進展につながるというモナリザ仮説は,現代日本におけるメタボリックシンドロームや肥満増加を考える上で非常に示唆に富むものでもある。

わが国の一人1日あたりのエネルギー摂取量は,1975年頃の2,226kcal をピークとして減少に転じ,2004年には1,902kcal と, 終戦直後(1941年) の1,903kcal とほぼ同じ水準にまで低下している。この間,食事から摂取するエネルギー量は減少し続けているにもかかわらず肥満者は増え続けている。理由のひとつは,便利で体を動かさない近代的な生活による「エネルギー消費量の減少」が「エネルギー摂取量の減少」を上回り,“相対的なエネルギー過剰”となっていることが考えられる。さらに,モナリザ仮説が示唆するように,身体的不活発な生活によって筋萎縮や自律神経機能の活動が減弱し,結果として基礎代謝や熱産生が低下することも,エネルギー消費量の減少に関わっていると推察される。換言すれば,肥満やメタボリック症候群には,身体活動量の低下に加えて,自律的エネルギー調節機構に関わる自律神経系の活動レベルの低下や機能不全が関与する可能性がある。その典型例が中年以降の肥満である。

肥満・メタボリック症候群に対する運動の効果は,
①エネルギ-消費の増大と脂肪組織消費による減量
②脂肪合成の抑制
③基礎代謝の増加
④インスリン感受性の向上
⑤動脈硬化性血管障害の改善(HDLコレステロールの増加,中性脂肪の低下,血圧降下作用など)
⑥呼吸循環機能の増強と運動能力の向上
⑦ストレスの解消などが挙げられる
合併症を発症しやすい内臓脂肪型肥満では,内臓脂肪が皮下脂肪より効果的に運動で燃焼させる利点も指摘されており,中高年男性の半数がメタボリックシンドロームと推定されている昨今,運動の継続は生活習慣病の予防上,その重要性を益々増している。

結局一番効果の高いダイエット法は?

地道ですが以下のようになると思います。
●摂取カロリーと消費カロリーのバランスをとる
運動習慣をつける
これで落ちにくい方又は自律神経系のバランスが悪いと感じる方は、
●自律神経系のバランスをとる
自分の痩せて喜んでいる姿を想像する。(以前のブログ)

―このブログを読んで自分の痩せた姿を想像しているあなたへ―
想像している顔が素敵な「モナリザの微笑み」のようになっていますよ

それでは、またお会いしましょう

※森谷敏夫氏(京都大学大学院人間・環境学研究科教授)のレポートからモナリザ仮説のところを抜粋させていただきました。
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