あなたは本当に悪いんですか? 塩について考える2

皆さん、こんにちは、骨格屋の増田です。

いきなりですが、9月18日は何の日だか、知っていますか?有名人でいえばPUFFYの大貫亜美さんや声優(キン肉マン、北斗の拳でおなじみの)神谷明さんの誕生日ですがこの日はカイロプラクターとして大切な日でもあります。それはカイロプラクターの生みの親DDパーマーが初めてアジャストメント(矯正)した日でもあります。

D.D.パーマーが、17年間難聴であったハービー・リラードに背骨の調整を施したところ、驚異的に彼の聴力が回復したことに始まります。

この初めてのカイロプラクティック・アジャストメント(矯正)が行われた日として、9月18日はカイロプラクティックデーとして世界中でその功績を称えています。中北先生の母校でもあるTCC(東京カレッジ・オブ・カイロプラクティック)でも9月14日にカイロプラクティックをたたえるイベントが行われ我が骨格屋は井口先生が参加しました。

さて今回は塩について考えるの2回目です。前回は塩が悪役になった経緯をお伝えしました。

日本人が一年間に使用する塩の量は約60万トンえその他、醤油、味噌、漬物、塩干物をはじめレトルト食品…
などの食品工業に使われる料が140万トンだそうです。

また医療用の生理食塩水、合成ゴム染料などの一般工業、セラミック、紙、石鹸、重曹などのソーダ工業用、テニスのクレイコート、土壌の乾燥を防ぐための塩も含めると年間約900万トンの塩が消費されています。

またサラリー(SALARY)は給料を意味します。SALははラテン語で「塩」の意味です。古代ローマ時代は、兵士の給料の一部が塩で支払られていたこともあったそうです。

日本でも「塩」は重要な位置を占めています。火葬場や葬式から帰宅したときは家の人から塩をふりかけてもらい身を清めますし、神社や神棚には必ず塩が供えてあります。さらに料亭の玄関にある「盛り塩」は千客万来を期待するものだといいます。

さらに塩は民間療法にも使われてきました。ギリシアでは紀元1世紀ころから「傷口には、塩を擦りつけて治していた」ようですし日本でもカゼの予防やのどの痛みに「塩水でうがいする」療法は日常生活でも行われてきましたし腹痛のときには「塩をフライパンで炒って布ぶくろにいれ、腹にあてる」療法も行われてきました。

このように塩は私たちの生活に無くてはならないものです。1930年代アメリカのテイラー医博が、塩抜きの食事を続けて自分自身で人体実験をしたところ、

3~4日目:食欲低下、冷や汗
5~6日目:全身倦怠感
8~9日目:筋肉のけいれんが止まらず、実験を中止

という結果になったといいます。

人間は水さえあれば食べ物なしで3ヶ月は生きられるとされていますが、もし体内に食塩が不足すると、血液の水分量が低下し、血液全体量が少なくなり血液循環不全をおこして3ヶ月に至るずっと前に死亡します。

世界的に信頼されている英国の医学誌「ランセット」(1998)に「塩=悪」という図式がインプットされている私
達にとってはショッキングな論文が掲載されました。

米国の国民栄養調査が25才~75才までの20万7729人を対象に行われ、その結果がこれまでの常識とは正反対のものでした。

食塩摂取量の一番多い人の死亡率が一番低く食塩摂取量が少なくなるほど死亡率が高くなるとのことです。

塩は私たちの生活においては無くてはならない存在です。人間関係でも「この人苦手だな」と思っても実際話してみると「案外いい奴だな」ということも多いものです。塩も同じです。思った以上に「体にいい奴」ですよ。
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