褒めれば伸びるメカニズム!強化学習で勉強が好きになる?

8月も後半ですね。暑い中にも秋の気配がしてきます。

こんなときは夕方の荒川の河川敷に行ってトンボを見ながら
井上陽水、玉置浩二の「夏の終わりのハーモニー」を聞きたくなります。

またこの時期、小中学生の皆さんは宿題が・・・・・・母親に「なんでもっと早く宿題やんないの、・・・!!×もう△×!!」ヽ(#`Д´)ノ

いろいろな「夏の終わりのハーモ二ー」がありますが、いつも骨格屋のブログをご覧いただきありがとうございます。

小中学生の子供持つ親であれば、この時期 何も言わなくてもちゃんと宿題が終わっていて
余裕をもって2学期を迎えたいものですね。

「子供たちが自発的にきっちり勉強する方法はないものかしら?」と
思うお母さんもいっしゃると思います。

これが出来れば、お母さんのイライラ指数も、お子さんのストレスも減り、
逆にお父さんの夕食のおかずが一品増えるかもしれません。
「そんないい話はあるわけない」と思っている方ちょっと待て下さい。

脳の仕組みから見ると、どうやらそのヒントがあるようなのです。

というわけで今回は「我が子をどうやって勉強好きにさせるか」について
「プロフェッショナル」でお馴染み 脳科学者の茂木健一郎先生の著書を
参考にしながらお伝えいたします。

「人間の脳の中というのはある行動をとったあと、脳の中で報酬をあらわす物質が放出されると強化する」という性質を持っています。つまり報酬を得て喜びを実感できた行動を再現し繰り返したくなるそしてそのカギを握っているのは「ドーパミン」という物質です。」

少し難しいですね。
(例えると「小学1年生の女の子が国語の教科書の「くじらぐも」を上手に読むことが出来ました。
そしてそのことを先生に褒められ嬉しく思いました。

家に帰りお母さんにも読んで見せたら上手と褒められてこれまた嬉しくなり、もっと上手に読もうとワクワクして練習に励みました。このとき彼女の脳からドーパミンが放出しています。)こんな感じです。

この「ドーパミン」をいかに出すかが「勉強が面白くてたまらないスイッチ」を入れるカギいうことになります。
ここでいう「勉強」とは学校での勉強といったものだけでなく学習全般と言い換えることも出来ます。

ですので国語の音読が上手にできるのもゴルフのスイングがうまくなるのも
カラオケで「夏の終わりのハーモニー」がうまくなるのも脳にとっては同じ学習になります。

ゴルフをやっている人であればスイングがうまくいって、「ボールがグングン真っ直ぐ飛んでいった。」
「ナイス。ショット」その時のうれしさを思い出してください。

「おう、やった出来た!!」
このとき脳の中では「ドーパミン」と呼ばれる物質が分泌されています。

ご存知の通りドーパミンは「快楽」を生み出す脳内物質として知られており
この分泌量が多ければ多いほど人間は大きな快感、喜びを感じることが分かっています。

そして人間の脳はドーパミンが分泌された時どんな行動をとったか克明に記憶し
ことあるごとにその快楽を再現しようとします。

そしてもっと効率的にドーパミンを分泌させるため、つまり快楽を得るために脳内では神経細胞がつなぎ新しい神経回路網(シナプス)が生まれます。

そのため快楽を生み出す行動が次第に、くせになり2回、3回と繰り返し続けるたびに前述の女の子であれば音読が上達していく。

この女の子の夏休みの宿題が音読だったら、お母さんに言われなくても自ら宿題をやると思いませんか?

これが学習のメカニズムです。

特に試行錯誤を経ることで脳内に強固な神経回路網(シナプスが形成されてやがて一つの行動が熟練していきます。これを「強化学習」といいます。

そしてドーパミンによる強化学習のサイクルが回ることで人間の脳が変わっていきます。
しかも面白いことにこれは年齢に関係なく何歳になっても同じことが起こるとのこと。

前述の茂木先生は「脳科学的にみれば人間は誰しも境遇や年齢、性格にかかわりなく
飛躍的な成長を遂げたり劇的な変化を遂げる可能性を秘めた存在である」
と仰っています。

したがって「私は年だから覚えられない」という論理は成り立たなくなり年だからでなく細かく言えば「私はドーパミンが出ていないから覚えられない」ということになるかもしれません。

強化学習をまとめますと
ある行動をとる→試行錯誤の末うまくいく→上達する→褒められる、達成感を得る、報酬を受け取る
→ドーパミンが放出され快感を得る→ある行動と快楽が結びつく→再び同じ行動をとりたくなる→試行錯誤の末うまくいく

といった嬉しい連鎖が起こりはじめます。

得意、苦手と私たちは、もともとの才能の有無のせいにしがちですが生まれつき数学が得意な脳だとか苦手と言うものは無いのです。

大切なのはドーパミンによる強化サイクルは回るかどうか、この回路さえ回り始めればあとは簡単とのこと。
最初は小さかった雪だるまがドンドン大きくなる、特に手を加えることなしに脳が強化されていくということです。

夏休みが終わるころにお伝えするのは、どうかと思いましたが、興味がある方は参考にしてみてください。
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