「腹八分に病なし、腹十二分に医者足らず」少食と寿命の関係

皆さんこんにちは、骨格屋の増田です。

「腹八分に病なし、腹十二分に医者足らず」という諺もありますが

今回は食事と寿命についてお伝えいたします。

4000年以上前のエジプトのピラミッドの碑文に

次のようなものがあります。

「人は食べる量の四分の一で生きている。他の四分の三は医者が食べている。」

「食べすぎるからこそ病気になり、医師が食べていける」という事を

皮肉を込めて述べている内容です。

アメリカのボルチモアにある国立老化研究所のドナルド・イングラム博士は

「摂取カロリーを抑えれば老化を抑えることが出来る」ことを実験で証明しました。

イングラム博士は「年老いたネズミの

脳内ドーパミン受容体(パーキンソン病の発生と深く関係)

の量を測定したところ、摂取カロリーを40%に抑えると

老化で減っていくはずのドーパミン受容体の量が逆に増え

学習記憶能力も高まった。」ことを突き止めました。

そのうえ「少食ネズミは平均的に寿命が40%も延びる」ことも

分かったとのことです。

また同研究所では回虫からサルまで種々な実験をして

「カロリーの摂取を抑えると長生きする」と

結論付けています。

摂取カロリーを60%に抑える(腹六分の食事)と

寿命は最大50%伸びるとのこと。

寿命が最大50%延びるって凄いことですね。

また同研究所のマーク・マットソン博士はマウスを

次の3つの群に分け実験しました。

A群…好きなだけ食べさせる。
B群…摂取カロリーを60%に抑える。
C群…1日おきに好きなだけ食べさせて翌日は断食させる。

その結果Cが一番健康でしかも寿命も長く老化による脳の損傷も少なく

アルツハイマー病やパーキンソン病も無かったという。

やはり一番短命なのはA群でした。

「断食」が酸化による脳細胞の損傷を抑え

体のあらゆる細胞の成長を促してくれる、と同博士は結論づけています。

スペインの養老院で1800キロカロリーの食事を毎日与えたグループと

1日おきに断食させたグループを比べたところ、

後者の老人たちが圧倒的に長生きしたという(フャルマシア1988 24号)

またガンの予防・改善にも少食は効果がありそうです。

アメリカのエモリ―大学病院のS・ハイムスフィールド博士が

平均年齢50歳で同じ重症度の進行ガン100人を無作為に抽出して

A群の50名には病院の普通食をB群の50人には特別な栄養素を存分に入れた

高栄養食を与えたところA群の平均寿命は300日、B群は75日だったという。

難病のガンですら「少食」の方が予防や改善につながるという事は

「栄養過剰」で起きている生活習慣病は「腹八分」以下の少食で

改善は期待できそうです。

あとは私たちが食欲に勝てるかどうか。そこが問題です。

最後まで骨格屋のブログを読んでいただきありがとうございました。
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