変形性膝関節症 ~原因や症状の現れ方、進み方など~

こんにちは、骨格屋の増田です。めっきり寒さが厳しくなってきましたが、皆さんいかがお過ごしですか?風邪が流行っているようなので、手洗いうがいは忘れずにしてくださいね。

最近、朝おきると膝の内側が痛む、正座ができない、階段 特に降りるときが辛い、最近肥満気味?、このキーワードでピンと来た人、いませんか?
もしかすると変形性膝関節症かもしれません、
ということで、今回は変形性膝関節症についてです。

変形性膝関節症とは
膝関節のクッションである軟骨のすり減りや筋力の低下が要因となって、膝の関節に炎症が起きたり、関節が変形したりして痛みが生じる病気です。中高年の方に多い病気ですが、特に肥満型の女性などに多いです。50歳以降になるにつれて患者さんの数が増えていきます。

この変形性膝関節症は「一次性」のものと、「二次性」のものに大別することができ、変形性膝関節症の多くは、筋肉の衰えや肥満、無理な動作など多くの要因が絡み合って膝への負担となり、膝の関節軟骨がすり減って発症します。

このように明確な原因が特定できないものを「一次性変形性膝関節症」といい、 一方、けがや病気など原因となるものがはっきりとしているものを「二次性変形性膝関節症」といいます。90パーセント以上は一次性膝関節症です。

一次性変形性膝関節症のキーワードとしては、加齢、女性、筋肉の衰え、肥満、膝への負担の大きいスポーツの習慣O脚や偏平足などの変形、足にあわない靴やハイヒールなどがあります。

二次性変形性膝関節症のキーワードは膝周辺の骨折、 軟骨、靭帯、半月板の損傷、慢性関節リュウマチなどがあります。

症状の現れ方、進み方は千差万別
同じ変形性膝関節症でも、症状の現れ方や進み方は人によって千差万別です。X線写真では膝関節の変形が相当進んでいるのに症状がほとんどない人、逆にひどく痛むのにX線写真では変形がほとんど見られない人など様々です。
変形性膝関節症の症状がどのくらい進んでいるかを知る手がかりとして、自覚症状があげられます。自覚症状は病気の状態をかなり的確に反映しています。

初期の症状 ―朝、膝に違和感を覚える―
朝起きて歩き始めた時の「膝の違和感」が最も早く現れる症状です。この段階では、膝に力がかかる動作で痛みがでることもありますが、この痛みは長続きせず、しばらく休むと痛みがなくなる場合がほとんどです。

なお、症状の進行は、人によって様々で、朝の違和感だけがずっと続いて、本格的な変形性膝関節症にならない人もいます。

中期の症状 ―症状が簡単には治らない―
初期症状を放置しておくと、徐々に進行して症状が悪くなっていきます。まず、痛みがはっきりと自覚できるようになり、膝が完全に曲がりきらない、伸びきらない状態が進み、正座やしゃがみこむ等の動作が苦痛になってきます。階段の上り下りもつらく、特に下りがつらくなります。

また、炎症が起きてくるために、膝の周辺が腫れたり、熱感をともなったり、むくんだりしてきます。さらに、膝に水がたまって膝が張っているような重くだるい感じもでてきます。

この段階では、膝の変形がひどくなり、膝に力のかかる動きをするとコリコリ、ガリガリといった軋轢(あつれき)音が出るような感じを受けるようになります。

末期の症状 ―さらに痛みがひどくなる―
この段階になると、日常生活に支障が起こるほどの痛みになります。そのため、仕事をする、買い物に行く、旅行に出かけるなどの社会活動が思うようにできなくなります。活動範囲が狭まり、外界からの刺激が少ない生活になるとストレスがたまり、うつ状態に陥りやすくなります。

また、高齢者の中には、こうした生活(家の外に出ない)が続くと、痴呆の症状が現れてくる人もいます。
この段階では、骨の変形が相当進んできますので、外見的にも関節の変形が目立つようになります。

次回は変形性膝関節症の治療法、運動療法そして日常生活で出来ることをお伝えいたします。
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