ウォーミングアップ・プログラム中のストレッチについて

こんにちは山田です(o^∇^o)ノ

みなさんは運動をする前の準備運動(ウォーミングアップ)はしていますか?
しているとしたらどのようなウォーミングアップをしていますか?
していないという方。。。。これからはしてくださいね。

今回から数回に分けて運動前のウォーミングアップと運動後のクールダウンについてブログを書きたいと思います。

今回は

「ウォーミングアップ・プログラム中のストレッチについて」

です。

多くの方は運動をする前のウォーミングアップというと「ストレッチ」を思い浮かべるのではないでしょうか?

私自身も中学校の部活ではよくランニングの後にストレッチをさせられましたし、十数年前にジムの講習を受けたときには、トレーナーの方から「マシン(筋トレをする器械など)を使う前にはよくストレッチなどをしてウォーミングアップしてからにしてください」と言われたものです。

もはやこのような運動前のストレッチは時代遅れ!?

になっているようです。
(前述の「ストレッチ」は「スタティック(静的)ストレッチ」のことを指しています)

ただし「ストレッチ」と一口に言ってもストレッチには
1、「スタティック(静的)ストレッチ」
痛みの無い範囲で一つの筋群を伸張させる体位を20秒~3分位保持するストレッチ。

2、「ダイナミック(動的)ストレッチ」
競技などで実際に使う筋肉を使い、身体がその運動に適合できるようにするためのストレッチ。
筋力、柔軟性、バランス、協調運動を向上させるのに最適。

3、「バリスティックストレッチ(反動を使ったストレッチ)」
反動をつけた運動の中で可動域を広げる方法。正しく行わないと外傷を引き起こす可能性があるので、一般的には推奨されない。
の3種類があります。

このブログでは、「スタティックストレッチ」と「ダイナミックストレッチ」について紹介していきます。

今までの常識だった運動前の「スタティックストレッチ」

は何十年もの間、「スタティックストレッチ」がパフォーマンスを向上させ、怪我や障害を予防すると期待されて行われてきました。

1980年代と1990年代の中ごろには、運動前のウォーミングアップを行うとことがいいことだという研究論文などで発表されていました。
しかし1960年代の初期には運動前のスタティックストレッチではスプリント能力が改善されなかったとのエビデンス(科学的根拠)がすでに出ていました。
しかし多くのコーチや運動選手はウォーミングアップの手順にスタティックストレッチを取り入れていました。

なぜそのようなことがあったのでしょうか?

まず一つは身体が堅いということ、つまり堅い筋肉や腱は、関節の可動域がせまく思うように動かない→パフォーマンスが落ちる→スタティックストレッチで筋肉や腱を伸ばせば可動域が広がりパフォーマンスが向上するのではないかという可能性。
二つ目はやはり堅い筋肉や腱は柔軟性が乏しいので怪我や障害の危険が高くなるのではないか、スタティックストレッチで柔軟性をつければ怪我や障害の予防になるのではないかという可能性。
このような可能性が長年に渡り信じられることになってしまったようです。

しかしこのようにスタティックストレッチでパフォーマンスが向上する、怪我や障害の予防になるということを支持する事実は現在までの研究では証明されていないのです。

では、スタティックストレッチをすることが全てダメかというとそうではなく、スタティックストレッチは運動後に行うと最大の効果が得られるとのことです。(これはまたクールダウンの記事で紹介します)

では

何がパフォーマンスの向上と怪我、障害の予防に最適なのでしょうか?

ここ最近十年くらいの研究では身体活動のパフォーマンス向上と怪我、障害予防に有効なのは「ダイナミック(動的)ストレッチ」だといわれています。
海外の運動選手や日本でもトップアスリート達はすでに取り入れていますが、一般にはまだまだ浸透していないようです。

ウォーミングアップの手順としては、
ランニング→ダイナミックストレッチ→その運動、スポーツ特有の動作(例えばバレーボールならボールを使って相手とキャッチボールやトス、レシーブ、滑り込みなど)
それから本格的な練習や試合に入っていく流れとなります。

次回はウォーミングアップを行う理由や目的です。

最後までお読みいただきありがとうございました.。゚+.(・∀・)゚+.゚
参考文献「ダイナミックストレッチング―パワー、パフォーマンス、可動域を改善する新しいウォームアップ
ダイナミックストレッチについて詳しく書かれた日本では数少ない本です。大変参考になりました。
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何だか気分が落ち込む。もしかしたら腸からのメッセージ!?

意識にのぼらない刺激が情動に作用する?

普段内臓の感覚。筋肉の固有受容器(関節の角度など)、

化学受容(血糖値の上昇)などの意識に上らない感覚を

内的感覚(インテロセプション)といいます。

そういうレベルの意識に上らない感覚でも実は

情動に影響をあたえているのではといわれています。

サブリミナル・リミナル・スプラリミナル処理

まず感覚の脳内処理には刺激を加えても

本人の意識にのぼらないような処理をサブリミナル処理。

ぎりぎり知覚できる処理をリミナル(限界刺激)処理

刺激を完全に意識することができるのがスプラリミナル処理といいます。

その中でも刺激が意識にのぼらない様に処理されるサブリミナル処理は

情動との関係が強い処理過程といわれています。

その研究は視覚を中心にされることが多く、

ほんの一瞬映像の中に情動を刺激するような画像が

いれられる手法が良く知られています。

ある宗教の信者にもマインドコントロールの1つとして使われていた

という報道を聞いたことはあると思います。

スプラリミナルでいうとテレビのCMのような長い刺激で意識化されるものになります。

その時はCMをみて何も意識していなくても夕食の時ふと

〇〇屋の牛丼食べようかななんて思うのもしっかりCMのスプラリミナル処理の

効果??が作用している証拠です。

脳内での処理過程

ジャン・グレーシャーとラルフ・アドルフスのサブリミナル処理での研究では

「※パペッツ・マクリーンの情動回路」の扁桃体機能に注目しました。

というのもアントニオ・ダマシオの研究によって、

左右の扁桃体が選択的に破壊された患者では

皮膚の発汗反応の条件づけと情動処理が

うまくできないことが明らかになったからでした。

彼らも左右ならびに両方の扁桃体が選択的に破壊された患者を集め

30mm秒という一瞬、情動を刺激する画像を加えて

機能的核磁気共鳴画像検査(fMRI)を行いました。

その結果

右の扁桃体は全般的な覚醒の程度と自律神経反応に、

左の扁桃体は情動の区別・認知過程により関与していることがわかりました。

脳の代謝レベルを観察するためPET(ポジトロン断層法)を使用した研究では、

情動のサブリミナル処理は右扁桃体

スプラリミナル処理は左扁桃体でなされるという結果も出ています。

これらの画像の研究から意識にのぼるようなスプラリミナル処理だけが

情動に影響を与えているというわけではないということがいえそうです。

視覚からだけじゃない!?腸からのメッセージも実は重要!!

脳と腸の相関関係におけるサブリミナル刺激の分析も最近ではなされています。

内臓への刺激はサブリミナル処理、リミナル処理、スプラリミナル処理が行われやすい刺激です。

ドイツのハーバード・メニケスのグループ研究では

サブリミナルな内臓刺激に関しても脳がちゃんと反応していることをつきとめました。

その場所とは健常者では前帯状回と前頭前野です。

過敏性腸症候群(IBS)の患者ではサブリミナルでは

過剰な発火をするポイントは同定できませんでしたが、

スプラリミナル刺激に関しては右の扁桃体と海馬が活性化していました。

癌などの重篤な病気に罹患した患者は病院で病名を宣告される前から

脳の機能自体が正常ではなくなってきているという研究報告もでてきています。

ここに腸からのサブリミナル刺激との関連がみられます。

東北大学の田代学教授の研究では、

癌患者の脳の代謝をPETで調べました。

その結果癌患者は大脳辺縁系(海馬、扁桃体、視床などが含まれます。)

の代謝が低下していることがわかりました。

また、同大学の中谷直樹教授の研究では特定の集団を数年間追跡して

癌にかかった人と癌にかからなかった人の心理状態を調べると

癌にかかった人はうつに関連する心理尺度が高かったのです。

ただし心理傾向での癌のかかりやすさは相関が認められませんでした。

これらの研究から総合すると癌になると、

その末梢臓器からの信号が意識にのぼらない程度

(サブリミナル刺激によって)脳に伝達されていると推測できるかもしれません。

癌に罹患しても症状としては表れないことが多いですもんね。

気分がいままでよりも落ち込みやすかったり、不安になっている場合

もしかすると根本にはメンタルだけでなく

脳が腸のサブリミナル刺激により代謝が低下した結果かも知れません。

癌までいかなくとも腸内細菌叢と脳の関連はいろいろ報告されているので

意識化できない腸の声にもっと耳を傾けないといけませんね。

興味がある方は下記もみてみてください。

小児の腸内細菌が自閉症に関連
http://www.healthdayjapan.com/index.php?option=com_content&view=article&id=4529:2013716&catid=20&Itemid=98

腸内細菌が高齢者の健康、食事を反映する
http://www.healthdayjapan.com/index.php?option=com_content&view=article&id=3894:2012726&catid=20&Itemid=98

腸内細菌が「不安」「うつ病」「気分障害」の治療にも「サイコバイオティクス」に動き
https://www.mededge.jp/a/psyc/9977

※パペッツマクリーンの情動回路(1937)とは
パペッツは基本的にキャノンらの脳の視床が情動をもたらしているという説を支持しながらも、

情動に関与している部分は視床や視床下部だけではないことを突き止め、情動が海馬-脳弓-乳頭体-視床前核-帯状回-海馬 という神経回路によってもたらされるとしました。

この回路はパペッツ・マクリーンの回路として知られています。

もりぞうでした。
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初回来院時の気になる症状は?1位は腰痛?肩こりそれとも…

こんにちは 骨格屋の井口です。

今日は骨格屋の来院理由ランキングをご紹介します。

来院されている方がたはどんな悩みや症状で来院されているのか?
初回来院時の気になる症状(複数回答)の2007年6月から2015年8月まで約8年間のランキングを調べてみました。

1位 腰

ぎっくり腰、仰向けで寝ると痛い、長時間たっていると痛くなる、座っていると痛くなる、運転してると痛くなる、起きる時に痛いなど
病院で診断された症状:椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、坐骨神経痛、すべり症、分離症など

堂々の一位腰痛は副訴も含めるとなんと半数以上55%の方が腰痛を訴えられていました!
厚生労働省の統計でも男性の1位が腰痛、納得です。

2位 肩

肩こりや重だるさ、痛くて手が上がらない、夜寝てると痛い、服を着る時に痛いなど
病院で診断された症状:四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)、野球肩、胸郭出口症候群、肩腱板断裂、棘上筋インピンジメント、滑液包炎、肩鎖関節障害、など

厚生労働省の統計でも女性の身体の不調1位は肩こりですが、こちらも副訴も含めると52%の方が訴えられています。

3位 首・背中

首・背中の痛みやこり、寝違え、ムチ打ち、首が回らない、上を向けないなど
病院で診断された症状:頚椎椎間板ヘルニア、頚肩腕症候群、ストレートネック、変形性頚椎症など

首の痛みは約70%の方が一生に一度は経験するといわれています。
最近はテレビの影響かストレートネックを訴えて来院される方も増えています。

4位 頭部

頭痛、頭重、眼精疲労、目の奥が痛い、めまい、耳鳴り、歯痛、、むくみなど
病院で診断された症状:緊張性頭痛、偏頭痛、突発性難聴、メニエール氏病、副鼻腔炎、後頭神経痛、三叉神経痛など

日本人の3~4人に一人が頭痛持ちといわれているそうですが、しょうがないとあきらめてしまっている方も多いようです。めまいや歯痛など病院では原因が分からず来院される方も多いです。

5位 臀部・股関節

座ってると痛い・しびれる、歩くと痛い・しびれる、階段で痛むなど
病院で診断された症状:梨状筋症候群、変形性股関節症、先天性股関節脱臼、弾発股など

股関節やお尻は日常的に負担がかかるため、初めはそのうちよくなるだろうと放っておいて症状がひどくなってから来院される方が多いようです。
ちょっとした違和感程度でも気になる感じが続くなら早めのケアが大切です。

6位 膝・足首

歩くと痛い、走れない、正座が出来ない、水がたまるなど
病院で診断された症状:変形性膝関節症、半月版損傷、棚障害、足関節捻挫、モートン腫病、膝蓋腱炎(ジャンパー膝)、シンスプリント、足底腱膜炎など

病院で治療をしても繰り返し水がたまったり何度も捻挫をしたり、いったん症状が改善しても原因が改善されないと再発する事も多いようです。
深刻な膝の障害が出る前に早めのケアが大切です。

7位 肘・手首

手を着くと痛い、ひねると痛い、スポーツが出来ない、押すと痛いなど
テニス肘(上腕骨外側上窩炎)、野球肘、ゴルフ肘(上腕骨内側上窩炎)、腱鞘炎、手根間症候群、ギオン管症候群、バネ指など

肘や手首、指の症状は初回来院時はランキング7位ですが、ほかの症状がよくなってくると前からあった肘や手首の症状を訴えることがよくあります。
やはりひどくなる前に早めのご来院をお勧めします。

その他
スポーツのパフォーマンスアップ、自律神経の不調、倦怠感、胃腸の不調、冷え性、発達障害などなど

すべては書ききれませんが改めてたくさんの方に来院いただいていることを実感しました。
m(_ _)mペコッ

今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。
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