不得意でも好きになる『一番うれしいこと。』は何ですか?

皆さんこんにちは骨格屋のトリプルアクセル増田です。

ハラハラドキドキのソチオリンピックも無事終わりましたが、いかがお過ごしですか?

日本人選手がメダルを取ると感動し盛り上がりますが、今回のオリンピックはメダルを取らなくても感動し盛り上がったオリンピックだったと思います。

まさしくフィギアスケートの浅田真央選手がそうで、メダルは取ることが出来なかったですが、演技を見た方の多くが感動したことと思います。

さて前回は、人間の脳の中は、「ある行動をとったあとに、脳の中で報酬を表す物質が放出されると強化する」という話をしました。

今回は、どのように勉強すれば脳が喜ぶ「ドーパミン」が出るのか?を紹介したいと思います。

皆さん、「一生懸命考えていた問題が解けた!!」
その時の嬉しさを思い出してみてください。

「出来た!!」
この時、脳の中では「ドーパミン」と呼ばれている物質が分泌されています。
ドーパミンは神経伝達物質のひとつで「快楽」を生み出す脳内物質として知られていますが、この分泌量が多ければ多いほど、人間は大きな快感・喜びを感じることが分かっています。

そしてこの脳はドーパミンが分泌された時、どんな行動をとったかしっかり記憶してことあるごとに、この快感を再現しようとします。

そのため、快感を生み出す行動がクセになり2回3回と繰り返されていくたびに、その行動が上達していく、これが「学習」のメカニズムです。

ある行動をとる

試行錯誤の末うまくいく(上達する)

褒められる、達成感、報酬を受け取る

ドーパミンが放出され快感を得る

ある行動と快感が結びつく

再び同じ行動を取りたくなる

こうなると、上記のような、いいサイクルが回ると言うわけです。

ここで大切なことは、サイクルを回すためには最初のきっかけをつかむことです。

たとえば、皆さんがドーパミンを分泌する瞬間はどんなときでしょうか。

それは「自分の最も喜ぶこと」だそうです。

皆さんの最も喜ぶこととはなんでしょうか?

といわれてもすぐに思いつかない方もいらしゃると思います。それでは逆に苦手なことはどうでしょうか?

「自分は理数系の頭をしていないんだ。」

「歴史の暗記には向いていない」

「文章を書くのは苦手だなぁ」 (これは私、増田ですが…)

といった具合に自分の一番苦手なものを思い浮かべてください。

たとえば、文章を書くのが苦手だとします。

自分が苦手だと思っていることも脳から考えると、実は「ドーパミン」によるサイクルが回っていないだけかもしれません。

「ドーパミン」が分泌されていないのですから、やっても楽しくない。楽しくないのでうまくいく方法を考えられない。(うわぁ 不の連鎖)

そのためどんなに頑張っても結果が付いてこないため苦手意識が芽生えるようになります。

そして苦手意識が生まれたときに本当に不得意な分野になってしまいます。

私たちはもともと得意 不得意を考えるとき、才能の有無のせいにしがちですが、生まれつき文章が得意、不得意というものはありません。

大切なのは「ドーパミン」によるサイクルが回るかどうか。これさえ回り始めれば、あとは簡単です。

小さな雪だるまが転がるうちにどんどん大きくなるように特に手を加えることなしに脳が強化されていきます。

ですから自分にとっての「嬉しいこと」探すのはとても大切なことです。 

しかし、やってみると分かりますが意外に自分の好きなことをパッと言える人の方が少ないかもしれません。

なぜなら好きなことを考える習慣が少なくなってしまったからだと思います。

幼稚園児に「好きなことは?」と聞くとすぐいろいろな答えが返ってくると思います。
やはり考える習慣だと思います。

皆さんの嬉しいことは何ですか?

最後まで読んでいただきありがとうございました。
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