何だか気分が落ち込む。もしかしたら腸からのメッセージ!?

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意識にのぼらない刺激が情動に作用する?

普段内臓の感覚。筋肉の固有受容器(関節の角度など)、

化学受容(血糖値の上昇)などの意識に上らない感覚を

内的感覚(インテロセプション)といいます。

そういうレベルの意識に上らない感覚でも実は

情動に影響をあたえているのではといわれています。

サブリミナル・リミナル・スプラリミナル処理

まず感覚の脳内処理には刺激を加えても

本人の意識にのぼらないような処理をサブリミナル処理。

ぎりぎり知覚できる処理をリミナル(限界刺激)処理

刺激を完全に意識することができるのがスプラリミナル処理といいます。

その中でも刺激が意識にのぼらない様に処理されるサブリミナル処理は

情動との関係が強い処理過程といわれています。

その研究は視覚を中心にされることが多く、

ほんの一瞬映像の中に情動を刺激するような画像が

いれられる手法が良く知られています。

ある宗教の信者にもマインドコントロールの1つとして使われていた

という報道を聞いたことはあると思います。

スプラリミナルでいうとテレビのCMのような長い刺激で意識化されるものになります。

その時はCMをみて何も意識していなくても夕食の時ふと

〇〇屋の牛丼食べようかななんて思うのもしっかりCMのスプラリミナル処理の

効果??が作用している証拠です。

脳内での処理過程

ジャン・グレーシャーとラルフ・アドルフスのサブリミナル処理での研究では

「※パペッツ・マクリーンの情動回路」の扁桃体機能に注目しました。

というのもアントニオ・ダマシオの研究によって、

左右の扁桃体が選択的に破壊された患者では

皮膚の発汗反応の条件づけと情動処理が

うまくできないことが明らかになったからでした。

彼らも左右ならびに両方の扁桃体が選択的に破壊された患者を集め

30mm秒という一瞬、情動を刺激する画像を加えて

機能的核磁気共鳴画像検査(fMRI)を行いました。

その結果

右の扁桃体は全般的な覚醒の程度と自律神経反応に、

左の扁桃体は情動の区別・認知過程により関与していることがわかりました。

脳の代謝レベルを観察するためPET(ポジトロン断層法)を使用した研究では、

情動のサブリミナル処理は右扁桃体

スプラリミナル処理は左扁桃体でなされるという結果も出ています。

これらの画像の研究から意識にのぼるようなスプラリミナル処理だけが

情動に影響を与えているというわけではないということがいえそうです。

視覚からだけじゃない!?腸からのメッセージも実は重要!!

脳と腸の相関関係におけるサブリミナル刺激の分析も最近ではなされています。

内臓への刺激はサブリミナル処理、リミナル処理、スプラリミナル処理が行われやすい刺激です。

ドイツのハーバード・メニケスのグループ研究では

サブリミナルな内臓刺激に関しても脳がちゃんと反応していることをつきとめました。

その場所とは健常者では前帯状回と前頭前野です。

過敏性腸症候群(IBS)の患者ではサブリミナルでは

過剰な発火をするポイントは同定できませんでしたが、

スプラリミナル刺激に関しては右の扁桃体と海馬が活性化していました。

癌などの重篤な病気に罹患した患者は病院で病名を宣告される前から

脳の機能自体が正常ではなくなってきているという研究報告もでてきています。

ここに腸からのサブリミナル刺激との関連がみられます。

東北大学の田代学教授の研究では、

癌患者の脳の代謝をPETで調べました。

その結果癌患者は大脳辺縁系(海馬、扁桃体、視床などが含まれます。)

の代謝が低下していることがわかりました。

また、同大学の中谷直樹教授の研究では特定の集団を数年間追跡して

癌にかかった人と癌にかからなかった人の心理状態を調べると

癌にかかった人はうつに関連する心理尺度が高かったのです。

ただし心理傾向での癌のかかりやすさは相関が認められませんでした。

これらの研究から総合すると癌になると、

その末梢臓器からの信号が意識にのぼらない程度

(サブリミナル刺激によって)脳に伝達されていると推測できるかもしれません。

癌に罹患しても症状としては表れないことが多いですもんね。

気分がいままでよりも落ち込みやすかったり、不安になっている場合

もしかすると根本にはメンタルだけでなく

脳が腸のサブリミナル刺激により代謝が低下した結果かも知れません。

癌までいかなくとも腸内細菌叢と脳の関連はいろいろ報告されているので

意識化できない腸の声にもっと耳を傾けないといけませんね。

興味がある方は下記もみてみてください。

小児の腸内細菌が自閉症に関連
http://www.healthdayjapan.com/index.php?option=com_content&view=article&id=4529:2013716&catid=20&Itemid=98

腸内細菌が高齢者の健康、食事を反映する
http://www.healthdayjapan.com/index.php?option=com_content&view=article&id=3894:2012726&catid=20&Itemid=98

腸内細菌が「不安」「うつ病」「気分障害」の治療にも「サイコバイオティクス」に動き
https://www.mededge.jp/a/psyc/9977

※パペッツマクリーンの情動回路(1937)とは
パペッツは基本的にキャノンらの脳の視床が情動をもたらしているという説を支持しながらも、

情動に関与している部分は視床や視床下部だけではないことを突き止め、情動が海馬-脳弓-乳頭体-視床前核-帯状回-海馬 という神経回路によってもたらされるとしました。

この回路はパペッツ・マクリーンの回路として知られています。

もりぞうでした。
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