羽生選手の衝突事故‐脳震盪‐セカンド・インパクト・シンドロームの危険

こんにちは
骨格屋の井口です。

先日、映像を見て衝撃的だった
フィギアスケートの羽生選手の
激突について書いてみたいと思います。

私も後からニュースで知ったのですが
あの衝突の映像は衝撃的でした。

そしてその後、怪我をおしての出場
何度も転倒しながら最後まで滑りきった後の涙
2位という素晴らしい結果
羽生選手の最後まであきらめない姿勢に
多くの方が心をを動かされたんではないでしょうか

とはいっても良かっただけでは
済まされない問題もあって
一歩間違うと取り返しのつかないことになる
可能性もあっただけに
このことが他の競技などの
前例になるのが心配です。

スポーツを見ていると
今回のような感動的なシーンが
たくさんあり、繰り返し報道されるので
余計に目にする事が多くなりますが

そのかげて悲しい出来事も
確かにあるのです

その悲しい出来事の原因のひとつが
今回のような脳震盪です。

脳震盪は脳が急激に揺り動かされておきる症状で
軽度外傷性脳損傷といわれるもののひとつです。

格闘技やアメリカンフットボール、ラグビー、柔道
などのコンタクト系のスポーツに多いのですが
サッカーや体操、スキー、スノーボード
その他多くのスポーツでもその危険があり
交通事故なのでも起こります。

あるレポートによると
アメリカ国内では19歳未満の運動選手だけでも
毎年17万人以上が軽度外傷性脳損傷で
治療を受けているそうです。

実際に頭を強く打って意識が無くなったり
何らかの症状が続いたり、ひどくなる様なら
ほとんどの方が検査を受けると思いますが

脳震盪では比較的短時間で回復して
一見、普通に見えることや、
直接頭に衝撃が加わっていない事もあります

基本的には、周りから見て
・意識消失
・ぼんやりする
・不適切なプレーをする
・ふらつく
・反応が遅い
・感情の変化(興奮状態、怒りやすい、神経質、不安)
などのが感じられたり

本人から
・頭痛(プレーを続けることができない程度)
・嘔吐
・ふらつき
・霧の中にいる感じ
などの症状があれば脳震盪の疑いがあります。

そして、
セカンド・インパクト・シンドロームと言って、
そのような状態で
再度脳に衝撃が加わると
脳に重篤な障害が残ったり
死亡してしまうリスクが
とても高くなることが知られています。

ですので脳震盪を起こした選手は
3週間試合に出場できないなど
規定がしっかり作られている競技もあります。
※日本ラグビーフットボール協会の規定
ポケット SCAT2

でも実際こういった事を知っていたとしても
選手の「なんとしてでも出場したい」という強い思いがあると
選手の思いをよくわかっている指導者であればあるほど
棄権の判断をしづらくなってしまうのは避けられないように思います。
もちろんそれでも冷静な判断をしないといけないのですが
やはりドクターの診断や第三者が判断する環境があったほうがいいですよね。
これを機にスポーツ関係者の意識が高まる事を願います。

ちなみに重度の脳震盪やムチ打ち、交通事故の後などには
バランス機能に障害が出る事がありますが
通常のリハビリテーションで
なかなか改善しないケースも多いようです。

カイロプラクティックで
よい結果が出るケースはたくさんありますので
お困りの方は是非、
機能神経学を学んでいるカイロプラクターにご相談ください。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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