魚は身体に良い?悪い?魚に含まれる水銀の胎児への影響は?

魚の体への良い影響、悪い影響

こんにちは
骨格屋の井口です。

魚といえばヘルシーな食事の代表で
魚由来のサプリメントなどもたくさんありますが
一方で魚に含まれる水銀など
汚染による害も指摘されています。

特に妊婦や小児などでは厚生労働省から
妊婦への魚介類の摂食と水銀に関する注意事項
も発表されています。

妊婦への魚に含まれる水銀の影響

その内容は
妊婦が水銀を多く含む魚を食べ過ぎると
胎児の発達に影響を与える可能性がある
というもの。

水銀は水俣病の原因にもなったように
成人でもとりすぎると中枢神経系に
障害を与えるといわれていますが
特に胎児や小児は影響を受けやすく
注意が必要とされています。

ちなみに乳児では
母乳中の水銀濃度はそれほど高くないようで
妊婦のように気にしなくても大丈夫なようです。

魚に含まれる水銀の影響が出ないケース

ところが妊婦の魚の摂取量が多く
水銀の摂取量が多くても
胎児の発達には影響がない
という研究報告もあるんです。

米国立衛生研究所(NIH)と
セーシェル共和国政府の
資金提供を受けて実施した研究で

魚を週約12回摂取し、魚からの水銀曝露は
平均的な米国人の約10倍というセーシェル共和国で
魚を主食とするセーシェルの母親と子ども
1,500人超を30年間追跡しました。

そして母親の毛髪から
妊娠中の水銀の暴露レベルと
子供が20ヶ月(1歳8ヶ月)の時の
コミュニケーション能力、行動、運動能力
の関係を調べたところ
水銀の暴露レベルと子供の能力は
関係がありませんでした。

水銀の影響が出ない原因

ただし肉に関するオメガ6脂肪酸の値が高く、
魚油であるオメガ3脂肪酸の値が低い母親の場合は
水銀の暴露レベルと子供の発達障害と関連していました。

という事で
魚に含まれるオメガ3脂肪酸が
水銀による損傷を相殺する可能性を示している
としています。

この研究も
因果関係がハッキリしているわけではありませんので
これだけで魚の水銀は気にしなくて大丈夫
とはいえませんが、
妊娠中や授乳期に魚をほとんど食べず
オメガ3脂肪酸が少ない母親の子供は
脳の発達が遅れるという研究もありますし
オメガ3脂肪酸は他にも
脳卒中やうつ病、アルツハイマー病や
様々な慢性疾患のリスクを減らすとも言われています。

ですので現時点では魚を食べる事は
色々リスクはあったとしても
健康にとってメリットの方が大きいようです。

ちなみにアメリカ心臓協会では、
心臓病による死亡リスクを減らすために
1週間に2回魚を食べることを推奨しています。

とはいえ水銀に関しては
魚の種類によってかなり違いがあるようですので
含有量の多い深海魚や大型の魚(マグロやカジキ、鯨など)を
必要以上に食べなければ大丈夫なようです。

つまりいろんな種類の魚を食べていれば
問題はなさそうですね

※厚生労働省のHP
これからママになるあなたへ
https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/suigin/dl/100601-1.pdf

妊婦への魚介類の摂食と水銀に関する注意事項の見直しについて
https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/qa/051102-1.html

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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